2022/12/01
国内最大の空港となる、フィリピンのブラカン州西部で建設中の国際空港、新マニラ国際空港(NMIA)では、土木工事が進んでいます。
運輸省(DOTr)によると、土地の開発の進捗状況が42%を達成し、2024年末にはこの1,693ヘクタールの土地の開発工事を終え、2027年運行開始を目標に、空港の建設が勧められるということです。開発を担当するのは、財閥サンミゲル・ホールディングスの傘下のインフラ部門、サンミゲル・エアロシティ社(SMAI)です。
NMIAは、ブラカン州にあり、完成すればフィリピン国内最大の空港となります。
NMIAの第1フェーズでは、少なくとも年間3,500万人の旅客を見込み、100万人分の雇用を生むだけでなく、中部ルソン地方に外国直接投資を呼び込み、通商活動を活発化させたい狙いです。
50年間の利権協定のもと、SMAIがNMIAの資金調達から、設計、建設、完成、試験、委託、運営、維持までを行います。サンミゲル社のフランチャイズが切れたら、運輸省が空港の運営を引き継ぐことになっています。
DOTrは、10月、2023年の航空開発予算が24.9億ペソ(約60億円)しかなかったとして、少なくとも10の地方空港を民営化したい考えを発表しています。DOTrは、国内50空港の建設と強化のために283億ペソ(約687億円)を予算として要求していましたが、政府が直面する財政上の制約により却下されました。
(出所:Philstar)
(画像:Image by David Mark from Pixabay)
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