2021/04/27
[ベトナム]ロンアン省経済特区で南部発展リード目論む
ベトナム・ロンアン省は、32,000ヘクタールにも及ぶ巨大経済特区の開発を検討しています。これは、ロンアン経済特区庁(LAEZA)がタンアン市で最近行われた会議で提案した提案書で明らかになりました。
▼ベトナム・ロンアン省
完成すれば、ヨルダンのアカバ、中国の蘇州、天津、北京、青島級の世界規模の経済特区の一つとなります。
この経済特区プロジェクトは、ロンアン省の2050年を見据えた2021年~2030年開発計画の一部で、関係省庁と政府に検討・承認を得るために提出されることになります。
戦略的な立地と、豊富な土地を利用して、このプロジェクトでは、ビンズオン、ドンナイ、カントー、ヴンタウ、ホーチミンシティ、およびカンボジアのプノンペンといった主要都市を結ぶことができます。さらに、このプロジェクトは、ハイテク業と農業を中心とした、サプライチェーンを結ぶこともできます。
この経済特区は、スマート電子機器、ロボット・自動化、先進農業、バイオテクノロジー、バイオ燃料、バイオ科学、医療などに力を入れていく予定です。
2021年4月19日に行われたこの会議では、チュオン・ホア・ビン副首相は、「ロンアンは、都市化エリアと農業エリアの調和のとれた開発を達成する必要があります。省当局は、投資の主要産業を明確にし、ハイテク、関連産業と物流サービスに注力するとともに、農業への技術の応用を強化していくべきです。」とコメントしました。
また、ロンアン省に、組織改革、事業環境整備を進め、地元企業の障壁を速やかに取り除いていくよう求めました。
ロンアン人民委員会の秘書役グエン・ヴァン・ズオック氏は、ロンアン省が、韓国にあるようなスマート都市エリアに関連したハイテク経済特区を建設して、ハイテクプロジェクトを誘致していく計画である述べています。さらに、ロンアン省は、デジタルトランスフォーメーションと投資に関する10つの覚書を調印しました。
この経済特区には、Can Giuoc区とCan Duoc区の一部が含まれ、ロンハウ、ドンナム、タンキムなど既存の工業・ハイテク団地をベースに開発されることになっています。
このプロジェクトは、7つの機能分野に分けられ、サテライト住宅エリアがCan GiuocとCan Duocに2つ、教育・医療・スポーツコンプレックス、補助エリア、工業団地-国際海港、ハイテク農業およびエコ都市エリアなどが含まれます。
レジデンシャルエリアは約15,000ヘクタール、さらに5,800ヘクタール以上は海港と農業エリア用に、7,800ヘクタール超はハイテク農業用、そして残りは交通プロジェクトおよび地表水となっています。
(出所:Hanoi Times)
(画像:Photo by Tron Le on Unsplash )
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