2022/06/20
不動産ポータル「Lamudi」は、2022年1月~3月、マイホーム購入を検討する人によるラグジュアリー物件への検索が増加したと発表しています。
最新の同社のレポートによると、2021年第4四半期から2022年第1四半期にかけて、1,200万ペソ~2,000万ペソ(約2,990万円~4,990万円)の価格帯のリードが最も増加し、18%増となりました。
賃貸物件では、賃料が30,000ペソから60,000ペソの価格帯のリードが最も多く、40%増加しました。
一方で、最も検索の多かったロケーショントップ10のうち、メトロマニラの4つの市がランクインしました。
マニラ首都圏(NCR)に住みマイホームを探している人は、都市圏内に住むことを好んでいるようです。メトロマニラ内の9つの市が、リードのほとんどを獲得しました。順に、ケソンシティ、マカティ、タギッグ、パシグ、パラニャケ、マニラ、マンダルヨン、ラス・ピニャス、モンティンルパと続き、アンティポロが最下位でした。
ルソン島に住みマイホームを探している人のリード全体の3分の1が、NCR内の市向けでした。トップ5は、ケソンシティ、マカティ、タギッグ、パシグ、マニラで、マンダルヨンは9位でした。
メトロマニラ外の人々には、アンティポロ、バギオ、サンタ・ロサ、ダスマリニャスが人気でした。
ビサヤ地方のリードは、南部の女王都市と呼ばれるセブ市がトップを飾り、続いてラプラプ、マンダウエとなっています。タリサイは7位でした。
Lamudiのブローカー広告・パートナーシップ担当ダイレクター、アヌラグ・ヴェルマ氏は、セブ-コルドバ・リンク高速道路を含む、セブ州内で最近したインフラ開発によるものだろうと分析しています。セブ-コルドバ・リンク高速道路は、現時点では国内最長の橋です。
アヌラグ氏は、家探しをするにあたって、特定のエリアに投資することで、どのくらいの時間・お金が節約できるかを確かめることができるので、各ロケーションの近代的なインフラに目を向けてみるのも重要だと述べています。
トップ10の残りの6都市は、メトロマニラ(マカティ、ケソン・シティ、タギッグ・マニラ)とビサヤ地方の近隣の島(バコロド・イロイロ)に分かれました。
ミンダナオ地方のリードで最も多かったのは、ダバオ市、カガヤン・デ・オロ、セブ市、ケソン市、マカティ、マニラ、タギッグ、パシグ、そしてジェネラル・サントス市向けでした。
パサイは、国の南部から家探しをする人の検索先として初めてランクインしました。
物件のタイプ別では、全体として、コンドミニアムおよびアパートメントのリードが増加、コンドミニアムが29%増、アパートメントは25%増でした。
島別に見ると、コンドミニアムのリードで最も多かったのは、メトロマニラおよびミンダナオ、アパートメントで最も問い合わせ・検索が多かったのは、ルソンとビサヤでした。
全体として、他の物件への関心の高まりも見られ、土地(14%増)、商業(13%増)、一戸建て(5%増)となりました。
(出所:Business Mirror)
(画像:Photo by Aeron Oracion on Unsplash)
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