[マレーシア] 国境再開に向けて:まずはシンガポールと

2020年6月10日、回復期の活動制限令(RMCO)として州をまたいだ移動への制限を解除したマレーシアですが、今度は国境を越えた移動の可能性を模索しています。

[マレーシア] 国境再開に向けて:まずはシンガポールと


2020年6月10日、回復期の活動制限令(RMCO)として州をまたいだ移動への制限を解除したマレーシアですが、今度は国境を越えた移動の可能性を模索しています。


しかし、ノル・ヒシャム・アブドゥラ保健相は、国境を越えた移動を許可する決断をするためには、いくつかの要素を考慮する必要があると言います。国境を越えた移動を許可するひとつの方法として、「グリーンレーン」または「グリーンバブル」と呼ばれる方法があります。


このアプローチは、マレーシアがグリーンゾーンに指定された二つの地域間で「相互」協定を結んで、両国間の往来ができるようにするものです。


ノル・ヒシャム保健相は、まずはCovid-19のグローバルインデックスを見たうえで、シンガポール、ブルネイ、タイといった近隣諸国から話し合いを始めていきたい考えを示しています。


また、保健相は、政府がRMCO期間のコロナの状況を引き続きモニターしていくと述べており、感染者が急増しないように、病院やコミュニティでの監視を引き続き行っていく方針です。


ノル・ヒシャム保健相は、すべてのセクターが再開しても、コミュニティ内感染が抑えられれば、政府は国境の規制の見直しにフォーカスできると言っています。


▼マレーシアの新型コロナウィルス(Covid-19)感染者数推移(New Straits Timesを元に作成)


一方で、シンガポールのストレーツ・タイムズ紙は、マレーシアとシンガポールの国境再開に向けた話し合いが進んでいることをジョホール州のハスニ・モハメド知事が明かしたと伝えています。


州知事の話として、ムヒディン・ヤシン首相が、一刻も早く国境が再開できるように、中央政府が最善を尽くしていると断言したということです。



いつごろになりそうかという質問に対しては、州知事は、シンガポールの選挙が終わるのを待たねばならないかもしれないとする一方で、二国間の話し合いは進んでいると述べています。


ハスニ州知事によると、ジョホール州政府は、シンガポールで働くマレーシア人が再び毎日通勤できるようにするための方法について提案を行ったようです。


一方で、ヒシャムディン・フセイン外務相は、シンガポールの総選挙がマレーシアとシンガポールの間の国境再開を遅らせることにはならないだろうと話しています。


「選挙が国境の再開に影響することはないでしょう。金曜日のバーチャルASEANサミットにシンガポールのリー・シェンロン首相は出席していましたし、しかも選挙が発表された後でした。またヴィヴィアン・バラクリシュナン・シンガポール外務大臣とも協議を進めているところでしたから。」とコメントしています。


シンガポールのリー・シェンロン首相は6月23日、国民に向けたテレビ演説で、国会の解散を発表しています。6月30日に公示、投票日は7月10日に決定しました。投票日は公休日となります。

(出所:New Straits TimesStraits TimesJETRO

(トップ画像:Photo by Afifi Zulkifle on Unsplash