[マレーシア] 2022年第1四半期に完了した建設工事の総額6.1%減

2022/05/12


マレーシア統計局(Malaysian Department of Statistics)によると、2022年第1四半期に完了した建設工事の価額は前年同期比で6.1%減の295億リンギット(約8,645億円)となりました。



2022年第1四半期に完了した建設工事の価額のうち、地域別では、スランゴール、クアラルンプール、サラワクが合わせて160億リンギット(約4,689億円)(54.2%)と最も大きな割合を占めました。



その中でも、スランゴールが最も額が大きく69億リンギット(約2,022億円)、続いてクアラルンプール58億リンギット(約1,690億円)、サラワク44億リンギット(約1,282億円)でした。



マレーシア統計局のモハメド・ウジール・マヒディン主席統計官によると、工事の種類別では、土木工事が最も割合が多く、2022年第1四半期の価額全体の35.1%を占めました。



居住用建物以外は30.4%、居住用建物は24.2%、配管や空調など建設工事の一部のみを扱う特殊取引活動は10.2%を占めました。




居住用建物について、増減率では、2021年第4四半期の-18.2%から改善して-11.9%、割合では、2021年第4四半期の23.9%から改善しての24.2%でした。



モハメド・ウジール主席統計官によると、2022年第1四半期の完了建設工事の価額は、前年同期比では縮小したものの、2021年第4四半期の276億リンギット(約8,045億円)、12.9%減からは改善したと話しています。




(出所:New Straits Times