2020/09/01
[マレーシア] RMCOを12月31日まで延長
2020年8月31日までとされていたマレーシアのコロナ封じ込め対策のための回復期の活動制限令(RMCO)が12月31日まで延長されました。
ムヒディン・ヤシン首相は、最新の状況を鑑みて、マレーシアからコロナを一掃するためにはもう少し時間が必要だと述べました。
「すべて制御できている状態ですが、まだ特定のエリアでは感染者の増加が見られます。政府は「強化された活動制限令(EMCO)」または「集中的な強化された活動制限令(TEMCO)」など、ピンポイントでの措置を取っていきます。」と首相は8月28日に行われたテレビ演説で述べ、TEMCOが実施された、クダ州ナポーの「シバガンガ」クラスターを含めた、最近のコロナ感染者のクラスターに言及しました。
ムヒディン首相は、RMCOの延長期間中、1988年感染症予防管理法(法342号)に基づいて、活動制限令が継続執行されると述べました。
首相はまた、RMCOの標準作業手順(SOP)に違反した者への罰金を増やすべきだとするノル・ヒシャム保健省医務技監の提案を支持しました。
首相は、世界中でもコロナの感染者が増えており、マレーシアもまた封じ込めるにあたって困難に直面しているとして、非常に感染力の高いウイルスを軽んじることでリスクを負うことはできないので、厳しい隔離措置が特定のエリアでは継続実施されることになると説明しました。
「例外なしで、ルールに従わない者には相当の罰を受けてもらう」と加えています。
「したがって、SOPを守らなかった者への罰金を少なくとも現在の2倍か3倍にすべきという保健省の提案には賛成です。しかし、よく検討して、まずは法342号を改定しなければなりません。」
マレーシアは、1日に125件の新規感染者数を記録したのちの今年3月18日、活動制限令(MCO)を発令しました。当時の感染者数は東南アジア最悪レベルでした。
MCOは厳しいフェーズから、5月1日から6月9日まで条件付きのフェーズへと移行しました。さらに、6月10日からは、回復フェーズの活動制限令(RMCO)が発令されています。
RMCOのもとでは、事業や教育機関の段階的な再開が認められますが、感染の連鎖を断ち切るため特定のSOPを実施することが条件となっています。
(出所:New Straits Times)
(トップ画像:Photo by chuttersnap on Unsplash )
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