2020/07/07
[マレーシア] 政策金利を引き下げ過去最低レベル
マレーシア中央銀行は、2020年7月7日、東南アジア第3の経済圏であるマレーシアが、コロナウィルス流行により落ち込んだ景気と外需の鈍化に対応するため、政策金利を引き下げました。
マレーシア中央銀行は、翌日物政策金利(Overnight Policy Rate)を25ベーシスポイント引き下げ、1.75%としました。
▼マレーシアの政策金利推移(出所:TradingEconomics)
ブルームバーグの調査では、25人中14人のエコノミストが25ベーシスポイントの利下げを予想、4人が50ベーシスポイントの利下げ、残りは据え置きと予想していました。
コロナウィルスの流行、原油価格の下落、政治不安を抱えたマレーシアにとって、今回は4会合連続での利下げとなりました。2020年4月、失業者は前年同期比49%増の778,800人となり、過去30年間の年間平均を越えました。
マレーシアは徐々に2か月前より徐々に経済を再開していますが、マレーシア統計局のモハマド・ウジール局長は、5月に入って、景気後退の局面に入っていると警戒感をしめした。政府は、パンデミックの影響を緩和させようと、2950億リンギットに上る景気刺激策を打ち出し、景気回復策のための法案を起草中です。
(出所:Straits Times、The Star)
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