[マレーシア] 主要セクター徐々に回復の兆し

マレーシアのムスタパ・モハメド首相府相(経済担当)は、マレーシアの製造業、国内観光業、農業、小売業が徐々に回復してきていると述べました。

[マレーシア] 主要セクター徐々に回復の兆し


マレーシアのムスタパ・モハメド首相府相(経済担当)は、マレーシアの製造業、国内観光業、農業、小売業が徐々に回復してきていると述べました。


観光業はいまだ苦戦していることに触れながらも、ムスタパ首相府相は、観光支出、観光客数ともに増えてきておりレジリエンスを見せていくことから、今後の成長について楽観的な見方をしています。


ムスタパ首相府相によると、活動制限令(MCO)が解除されて以来、ホテルの稼働率が30%上昇したと述べています。


ムスタパ首相府相によると、国内観光業はやや回復の兆しを見せているものの、国際観光が再開していないことから完全な復活は遂げられないということです。


「マレーシア経済の回復が数値に表れ始めています。たとえば、(マレーシアの自動車メーカー)プロトンの自動車販売は、過去8年で最高の売上を達成しましたし、国内観光も増加しています。」


「マレーシアの2020年第1四半期のGDP成長率は0.7%でした。国内経済のマイナス成長を予測していた人たちにとっては驚きの結果でした。第2四半期についてはさらに悪くなるだろうとは思いますが、まだわかりません。」


「1,2週間で、(第2四半期の)数値が出るでしょう。全体として、マレーシア経済はいまだ課題に直面していますが、回復の兆しがあることも確かです。」と、ムスタパ首相府相は2020年8月6日(木)に行われた経済行動協議会(Economic Action Council(EAC))のワークショップ「公的機関とガバナンス」のメディア向けの会見で述べました。


公的機関と行政の改革は、Covid-19流行を受けた長期的な景気回復プランにおけるEACの重点テーマのひとつです。


ムスタパ首相府相は、そのために、政府はEACを通じて、経済再生に向けての努力の一環として、一連のワークショップを行ってきたと述べています。


8月6日のワークショップは、公的機関とガバナンスをテーマにしたもので、EACが開催するワークショップの5つ目となります。


ポストコロナ時代への突入準備として、政府各部門は、回復フェーズにおける各部門の現状のニーズに合わせて、公務員の再配置する取組をおこなっていくべきだとムスタパ首相府相は述べています。


「フェアでなくてはいけません。コロナ前に人員が多く必要だった部門もあれば、その逆もあるはずです。また、今、そして将来に必要なスキルを身に着けるために、公務員を訓練していく必要もあります。」


ムスタパ首相府相はまた、今回のCovid-19流行が、国に多くの試練を与えている一方で、政府が経済計画と行政において改革を実施する余地を与えたとも述べています。


ムスタパ首相府相は、世界の情勢がかわり、以前の自由貿易と比べると、多くの国々が自国の利益を守ろうとしている中で、政府が新しい政策を実施するいい機会であるとも考えています。


「この機会を利用して、マレーシアがその地位をさらに固めていけるような安定的な政策をとっていきたいと考えています。」

(出所:New Straits Times