[マレーシア]2023年の外国人観光客入国者数4倍の予想

2023/02/13


マレーシアのリサーチ会社、ケナンガ・リサーチ(Kenanga Research)は、外国人観光客の入国者数が、1年前の推定250万人から2023年には約4倍の960万人に急増すると予想しています。



この予測は、COVID-19の流行が終息し、ビジネスとレジャーの両方の空の旅が世界的に再開されたこと、2022年8月1日からマレーシアの到着時検疫と検査の義務が撤廃されたこと、そして中国が徐々に再開されることによって裏付けられると、同社は述べています。



1月30日に発表された調査では、歴史的にマレーシアの観光客総数のうち中国人観光客が推定12%を占めていることから、中国がコロナの制限を解除し、徐々に再開することはマレーシアにとってプラスになると指摘しています。



一方、MIDFリサーチ(MIDF)は、マレーシア・エアアジア(MAA)の航空機の復帰が遅れていることから、23年度の旅客輸送量の回復率を従来の95%から85%に下方修正したが、地元航空会社の機材再編に伴い2024年以降により強い伸びが期待できるとしています。



マレーシアの旅客輸送量の回復は、主にMAAの残りの航空機のうち、まだ耐空証明を取得していない50%の再稼働によって支えられると予想されると同社は述べています。



▼2021年マレーシアの観光客入国者数の月別推移(出所:Tourism Malaysia




(出所:Vietnam Plus

(画像:UnsplashのTroy Mortierが撮影した写真)