[マレーシア] マーシンの子会社、清算の申し立て受ける

2022/08/04


マレーシアの大手デベロッパー、マーシングループ(Mah Sing Group Bhd)の100%子会社キャピトル・アベニュー・デベロップメント(Capitol Avenue Development Sdn Bhd)は、219万リンギット(約6,580万円)の未払い債務を支払うことができず、清算の申し立てを受けました。



キャピトル・アベニューがこの申し立てを受けたのは7月26日でした。2017年8月、サバ州の「ステラ・アベニュー(Sutera Avenue)」というプロジェクトの建設を完了させています。



HCL&Sons Holdings Sdn Bhd(申立人)が弁護人を通じて申し立てを行いました。



マーシンは、8月2日にマレーシア証券取引所に届出を出し、今回の件は、同社の2022年12月31日で終了する会計年度のオペレーションまたは財務ポジションには重大な影響を与えることは予想していない、としています。



マーシングループは、キャピトル・アベニューは申し立てのあった負債と判決について異議申し立てを行っているところだと述べています。



加えて、キャピトル・アベニューの第三者訴訟も進行中だということです。



従って、マーシンは、証券取引所向けの届け出で、キャピトル・アベニューもまた申し立てに異議を唱えており、法律顧問を雇用したと述べています。



2021年12月31日時点で、キャピトル・アベニューの投資コストは250万リンギット、準有形資産は287万リンギットでした。



マーシンがステラアベニューのプロジェクトを発表したのは2012年でした。コタキナバルのCBD(中心業務地区)の湾岸高速沿いの約35,000平米の一等商業地、総開発費8億3,000万リンギットです。



敷地は、5つ星のステラ・ハーバー・リゾートおよびKKタイムズスクエアのはす向かいです。



初期フェーズでは、サービスアパート、ストリートモール、立体ショップオフィスを提供する計画でした。





(出所:New Straits Times

(画像:Photo by Haydn Golden on Unsplash)