住宅・地方政府省（KPKT）のイスマイル・ムタリブ副大臣は、国内にアフォーダブル住宅を供給すべく、デベロッパーの目安として、住宅価格マッピングを導入検討していることを明らかにしました。

副大臣は、この取り組みにより、一般市民も国内各地でデベロッパーが提供している住宅の価格を見ることができるようになると話しています。

「人々は、エリア内のアフォーダブル住宅の価格を知ることができるようになりますし、デベロッパーは販売可能な住宅開発を計画することができるようになります。」

「これにより、オーバーハング状態の物件を減らし、需要と供給のミスマッチを減らすことにもつながります。」と、副大臣はカストゥリ・マレーシア公務員住宅プログラム（PPAM）促進基金契約の署名式で述べています。

この契約は、KPKTのノル・アズマン・タイブ長官と、プトラジャヤ・ホールディングスのハシマ・ハシムCEOの間で締結されました。

イスマイル副大臣によると、すでに275のPPAMプロジェクト（57,404戸）が承認されているということです。

「PPAMの取り組みを通して、すでに171プロジェクト、25,267戸を完成することができました。61プロジェクト、13,845戸が建設中です。加えて、43プロジェクト、18,292戸が計画段階です。」

副大臣は、PPAMプロジェクトは政府が民間の住宅デベロッパーと提携し、私有地または国有地で開発を行っていると話しています。

私有地におけるPPAMプロジェクトの既存のビジネスモデルは、促進基金の分配金を通じて行われたということです。

「公務員への感謝の気持ちとして、政府は、第12回マレーシア計画のもと、PPAMプログラムに15.5億リンギット（約464億円）を割り当て、うち11.21億リンギット（約336億円）の使い道がすでに決まっています。

「従って、品質がいいだけでなく、人々のニーズを満たすような、複数の公共施設が付いたPPAM住宅を建設するよう、より多くのデベロッパーの参加を歓迎します。」

イスマイル副大臣は、カストゥリPPAMプロジェクトは、当初の予定2024年4月から前倒しされ今年の6月に完成する見込みだと話しています。

（出所：New Straits Times）