[マレーシア] 今年第2四半期にも国境再開

2022/02/24


マレーシア保健省のカイリー・ジャマルディン大臣は、現実的に、マレーシアは今年第2四半期から国境を再開できそうだと述べています。ただし、実際の再開日は首相から発表されることになります



地元のニュース「The Star」によると、カイリー保健相は今後国境再開に向けた標準作業手順(SOP)を策定し、そのSOPは複数の承認プロセスを経ることになります。



まずは、首相を議長とするCovid-19管理委員会とヒシャムディン・フセイン外務大臣率いる閣僚中心部、そして議会の承認を得ることになります。国境の再開には、大きな国策が絡んでくるため、保健相の一存では決定できないのだと説明しています。



再開の時期については、「今年の第2四半期はじめになりそうだが、具体的な日付については首相から発表がある」とされています。



これとは別に、ニュースポータルの「Astro Aswani」もまた、カイリー保健相が、国境再開のためのSOPの策定に少なくとも2週間は要するが、SOPの策定が終わったら国境がすぐに再開されるとは限らないと話したと報じています。



Astro Aswaniは、カイリー保健相がSOPの策定に2週間かかるとして、第2四半期というのは現実的なスケジュール感だと思うが、日付については首相が決定によると話したと報じています。



ここでいう第2四半期とは、4月から6月です。



2022年2月8日、ムヒディン・ヤシン氏を議長とする国家回復委員会(National Recovery Council)は、マレーシアの国境再開を早ければ3月1日とし、隔離義務を撤廃するものの、マレーシア発着時のCovid-19検査義務は継続する旨を提案しました。



ムヒディン氏は、2月中旬、提案は国家回復委員会のメンバーによって合意され、カイリー保健相も同席していたと述べています。



一方で、イスマイル・サブリ・ヤーコブ首相は、マレーシア国境の完全再開をするか、特定の国に限定した再開をするのかについて、議会の承認を得るための時間として、保健省に2~3週間与えたとも話しています。




(出所:Malay Mail

(画像:Photo by Muhammad Faiz Zulkeflee on Unsplash  )