2022/03/30
マレーシアとシンガポールは、二国間の行き来を開始すべく合意をしました。
マレーシア保健省のカイリー・ジャマルディン大臣は、マレーシアとシンガポールは、両国のコロナの状況が安定化してきているということで意見が一致したと言います。
ジャマルディン大臣は、このような状況の改善が、両国に安全な方法で国境を再開するという決断に至らせたと述べています。
「それぞれの国のパンデミックの状況についてオン・イエクン保健相と良い議論ができました。」
ジャマルディン大臣は、2022年3月23日ツイッターに、「私たちは、状況が安定化したとして、ワクチン接種を完了した人について、空路および陸路の渡航の再開を完全に認める方向で進めていきます。」と投稿しています。
同日、ノル・ヒシャム・アブドゥラ保健局長を含むマレーシアの代表団は、オン・シンガポール保健相、ヴァヌ・ゴパラ在マレーシア高等弁務官、チャン・イェンキット保健省事務次官をプトラジャヤに迎えました。
両国の陸路での国境再開は、2022年4月1日が予定されています。
これを受けて2022年3月24日、シンガポールのリー・シェンロン首相、およびマレーシアのイスマイル・サブリ首相は、シンガポールとマレーシアが2022年3月31日23時59分より、ワクチン接種を完了した旅行者に対して国境を再開すると発表しました。ワクチン接種を完了したすべての旅行者と12歳以下のワクチン接種を完了していない子どもは、入国時の検査や隔離なく相手国に入国できるようになります。
指定のワクチン接種済み渡航バスサービス以外に、ワクチン接種を完了した渡航者は、自家用車やバイクで国境(コーズウェイとセカンドリンク)を通過することが可能になります。シンガポールとマレーシアは徐々に二国間の公共バスサービスなど他の交通手段も復活させていくことにしています。
また、ワクチン接種を完了した渡航者およびワクチン接種を完了していない12歳以下の子どもには、渡航前および到着時の検査も自主隔離もなくなります。
(出所:New Straits Times、Singapore Ministry of Trade and Industry)
(画像:Photo by Afifi Zulkifle on Unsplash )
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