マレーシアのデベロッパーランキング(ザ エッジ プロパティ エクセレンス アワード発表)

2019/12/02

マレーシアのデベロッパーランキング(ザ エッジ プロパティ エクセレンス アワード発表 )


2019年10月末に発表されたザ エッジ プロパティ エクセレンス(The Edge Property Excellence Awards 2019) を受賞したトップ10企業をご紹介します。

今回は、ザ エッジ メディア グループ (The Edge Media Group) 主催のザ エッジ プロパティ エクセレンス (The Edge Property Excellence Awards 2019) を受賞したデベロッパー各社をご紹介します。


■ザ エッジ プロパティ エクセレンス受賞トップ10 デベロッパー


デベロッパー名

2018年
順位

2017年
順位

1

S P セティア (S P Setia)

1

1

2

サンウェイ(Sunway Bhd)

5

2

3

UOAデベロップメント(UOA Development Bhd)

4

6

4

IJMランド(IJM Land Bhd)

2

4

5

UEMサンライズ(UEM Sunrise Bhd)

7

9

6

マー・シング・グループ(Mah Sing Group Bhd )

7

7

7

ガムダ(Gamuda Bhd)

8

-

8

IOIプロパティーズ・グループ(IOI Properties Group Bhd)

6

8

8

サイム・ダービープロパティ(Sime Darby Property Bhd)

3

3

9

エコ・ワールド・デベロップメント(Eco World Development Group Bhd (EcoWorld))

6

5

10

IGB(IGB Bhd)

-

8


S Pセティアが4年連続1位

S P セティアが、ザ・エッジ・マレーシア・トップ・プロパティ・デベロッパーズ・アワード(TPDA)2019の1位に輝き、これで4年連続1位となります。2014年は3位、2015年は4位に転落しましたが、2016年にタイトルを奪還しました。

S Pセティアの社長&CEO、ダトゥック・コー・チャプ・ジェン氏は、2003年にアワード開始以来、12回の受賞をしたことについて、「1位獲得を誇りに思います。チーム・セティアにこの勝利を捧げたいです。」と語りました。

「市場が課題に直面している今、他との差別化を図ることができるのは、ユニークなアイディアとサービスを考え、セティアを購入者が選ぶトップ1に位置付けることができる人材です。」


TPDAは、質と量の双方の面から評価されます。

クオリティ(質)部門では、審査員がそれぞれの会社について、専門性、イメージ、イノベーション、創造性、商品品質と、バイヤーに与える価値を評価します。

クオンティティ(量)部門では、各社は、株主資本、売上高、収益性、現金またはギアリングで評価されます。TPDAのスコアとランキングは、デロイト・マレーシアの監査を受けています。

S Pセティアは、ベストクオリティ賞(Best in Qualitative Attributes)にも輝いています。

UOAデベロップメントが、ベストクオンティティ賞(Best in Quantitative Attributes)を受賞しました。



その他サブ部門別の受賞者


エッジ・マレーシア・プロパティ・エクセレンス・アワード(TEPEA)では、近年、ザ・エッジ-PEPSバリュー・クリエーション・エクセレンス・アワード(価値創造)、ザ・エッジ-PAMグリーン・エクセレンス・アワード(グリーン建築)、ザ・エッジ・マレーシア・アフォーダブル・アーバンハウジング・エクセレンス・アワード(低価格帯の都市住宅)、ザ・エッジ・マレーシア・アウトスタンディングCEOアワード(優秀CEO)、ザ・エッジ・マレーシア・ライフタイム・プロパティ・アチーブメント・アワード(特別功労賞)などのサブ部門賞を発達させてきました。

今年から新しく創設された賞「ザ・エッジ・マレーシア・アウトスタンディング・オーバーシーズ・プロジェクト・アワード(優秀海外プロジェクト)」は、ガムダ・ランドが開発する、ガムダ・シティのガムダ・ガーデンズ、ならびにマレーシアのS Pセティア、サイム・ダービー、プロビデント基金で構成されるコンソーシアムが開発するロンドンのバタシー発電所のサーカス・ウェスト・ヴィレッジに贈られました。

イレカ・コープ(Ireka Corp Bhd)のエグゼクティブ・チェアマンであるダトゥック・ライ・シウ・ワー氏には、過去50年に渡る景気/不景気の波を乗り越え同社を成功に導いたことが認められ、ザ・エッジ・マレーシア特別不動産功労賞が贈られました。

今年のザ・エッジ・マレーシア・アウトスタンディング・プロパティ・アントレプレナー・アワード(優秀不動産起業家)は、UOAデベロップメントのマネージング・ダイレクター、C Sコン氏に贈られました。これは、同社を時価総額約40億マレーシアリンギット(約1,050億円)、マレーシア証券取引所で4番目に大きな企業へと成長させ、クラン・バレーにおける重要なプレゼンスを現すことに貢献した同氏の功績を認める者となりました。

IGBとIGBリアルエステート・インベストメント・トラスト・グループCEO&マネージングダイレクターのダトゥック・セリ・ロバート・タン氏には、ザ・エッジ・マレーシア・アウトスタンディング・プロパティCEOアワード(優秀不動産CEO)が贈られました。父親と叔父が始めた事業を、レジデンシャルおよびコマーシャル開発と不動産投資信託における大企業へと成長させたリーダーシップが認められました。同氏が管理する2社の時価総額は合わせて90億マレーシア・リンギット(約2368億円)近くになります。

ザ・エッジ・マレーシア・プロパティ―・デベロップメント・エクセレンス・アワードでは、今年2つのタウンシップが入賞し、何もなかった場所にモダンなタウンシップの暮らしを提供する起業家精神をたたえました。この賞は、シャー・アラムのi-Cityを開発したI-Bhdとセレンバンにバンダール・スリ・センダヤンを開発したマトリックス・コンセプト・ホールディングスに贈られました。

ザ・エッジ-PEPSバリュー・クリエーション・エクセレンス・アワード(価値創造)は、ザ・エッジと民間セクターの鑑定士・不動産管理者、不動産エージェントおよび不動産コンサルタント協会が提携し、資本価値という意味で購入者に優れた利益をもたらした開発物件に贈られます。

今年受賞したのは、ガムダ・ランドによるパングサプリ・ナダウ・セリ(レジデンシャル部門)とサイム・ダービー・USJデベロップメント(ノン・レジデンシャル部門)によるゲートウェイ16@バンダール・ブキット・ラジャ(1.5階建てのセミ・デタッチト工場)でした。ガムダ・ランドのアンバン・ボタニック2のフェーズ27は特別賞が贈られています。

マレーシア建築士協会(Malaysian Institute of Architects)と提携する、ザ・エッジ-PAMグリーン・エクセレンス・アワード、は、コミュニティへの貢献ともに、サスティナブルなデザイン改革を見せたプロジェクトに贈られます。今年の受賞者は、クアラルンプール・インターナショナルスクールでした。

ザ・エッジ・マレーシア・アフォーダブル・アーバンハウジング・エクセレンス・アワード(低価格帯の都市住宅)は、マレーシアの民間デベロッパーによる都市部の中間所得層向けの低価格住宅プロジェクトに贈られる賞です。今年は、セティア・エコヒルのディセラム・アパートメント(D'Cerrum Apartment)が受賞しました。

(出所:The Edge Markets

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