[マレーシア] マレーシア首相、民主的な不動産ポータルを立ち上げ

マレーシア首相が立ち上げた不動産ポータルに関する記事をご紹介します。

[マレーシア] マレーシア首相、民主的な不動産ポータルを立ち上げ


家さがしと売買プロセスの支援策として、マレーシアの首相Dr.マハティールは、ユニークな不動産ポータルを立ち上げました。FundMyHome.comは、マレーシア人の初のマイホーム購入を支援する民主主義からヒントを得た新しいプラットフォームです。

EdgeProp Sdn Bhd(エッジプロップ社)開発のFundMyHome.comは、初めてマイホームを購入しようとする人たちと必要な機関を、相互に支援する形で引き合わせることができます。バイヤーは、FundMyHome.comに掲載されている、さまざまな価格帯やロケーション、高層から土地付きまで幅広い選択肢の中から選び、物件価格の20%を支払って家を所有することができます。残りの80%は参加する機関が負担し、その物件の価値が将来変動した時のリターンをシェアします。

銀行借り入れや月々の返済額を心配することなく、シンプルかつ安全で、素早く家を手に入れることができ、かつ精神的、金銭的な面でも安心です。FundMyHome.comに掲載のすべての物件は、すでに完成済みか近々完成するものなので、バイヤーは購入プロセスが完了したらすぐに入居することができます。バイヤーはまたその家を貸し出して賃貸収入を得ることもできます。

立ち上げに際し、Dr.マハティールは、FundMyHome.comを利用してマイホームを購入した最初の3名に、新しい家の鍵を手渡しました。これらの家はすべて、すべてエコ・マジェスティック社のハーモニ・アパートメントに位置しています。

FundMyHomeのコンセプトを説明する中で、ザ・エッジ社会長ダトゥック・トン・クーイ・オン氏はこう述べています。「FundMyHomeは、包括的なスキームです。マイホームを購入する人を助けるだけでなく、デベロッパーが物件を販売するのも助けます。販売プロセスを容易にし、クライアントに不動産投資への関心を持ってもらうために、不動産エージェントも巻き込んでいます。

「FundMyHomeは持家を民主的に行い、政府の支出や保証なく住宅産業を活性化することができます。持家というのは、家計の貯蓄にもつながりますので、豊かさという意味で重要な要素であります。」
 
FundMyHome.comは、P2Pプラットフォームだけでなく、シェアリング・エコノミー*1、サブスクリプション・エコノミー*2のビジネスモデルを含む、近年のデジタル技術の発展を利用して開発されました。

EdgeProp.myの知識とリソーセスを背景に、不動産デベロッパーとの強固な関係を築き、FundMyHome.comは、立ち上げ直後は第1フェーズとして1,000ユニットほどを掲載、すべてRM500,000(約1,400万円)以下となっています。これらの物件は参加する9社のデベロッパー(エコ・ワールド・デベロップメント・グループ、IJMランド、IOIプロパティーズ・グループ、マ・シン・グループ、PKNS(プルバダナン・クマジュアン・ヌグリ・セランゴール)、PNBデベロップメント、サンウェイ、トリニティ・グループ、UEMサンライズ)により提供されます。

FundMyHomeのコンセプトに基づくと、住宅購入者は、固定期間の5年を過ぎると、売却するかそのまま住み続けるかを選択することができます。住み続けることを希望する人は、FundMyHome.comを通じて、もしくは通常の銀行住宅ローンを利用して、再度資金調達をすることになります。これらはすべてFundMyHome.com上で簡単にできるようになっています。

住宅価格の80%部分の資金調達に参加するのは、メイバンク・グループとCIMBです。今後、さらに参加する銀行・金融機関は増えるものとみられています。

(出所:Property Portal Watch

*1 シェアリング・エコノミー:物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。自動車を個人や会社で共有するカーシェアリングをはじめ、ソーシャルメディアを活用して、個人間の貸し借りを仲介するさまざまなシェアリングサービスが登場している。

*2 サブスクリプションエコノミー:従来の売るまでを重視する商品売り切り型と違い、毎月一定の金額を支払って継続課金をしてくれる顧客との長期にわたる関係を重視した新時代のビジネスモデル。