[フィリピン] マニラ:年間価格上昇率22%で世界のトップ住宅市場に輝く

不動産コンサルタント、ナイト・フランクの最新のレポート「Global Residential Cities Index」において、フィリピンのマニラは、2020年3月までの12か月間の価格上昇率22%で、2四半期連続で世界ランキングトップに輝きました。

[フィリピン] マニラ:年間価格上昇率22%で世界のトップ住宅市場に輝く

不動産コンサルタント、ナイト・フランクの最新のレポート「Global Residential Cities Index」において、フィリピンのマニラは、2020年3月までの12か月間の価格上昇率22%で、2四半期連続で世界ランキングトップに輝きました。ヨーロッパでは、ハンガリーのブダペストが16%で欧州諸都市をリードしています。クロアチアのザグレブとポーランドのワルシャワがトップ10に入り、中央・東ヨーロッパをリードしました。


マニラ以外には、韓国のソウルとオーストラリアのメルボルンもアジア・パシフィック地域で上位に食い込み、両都市とも年間上昇率約13%でした。全体としては、2020年3月までの12か月間で、インデックスは4.3%増となり、2017年第3四半期以来、最高の年間上昇率となりました。インデックスの対象となった150都市のうち85%において、3月までの12か月間で価格上昇がみられました。


中国のGDPトップ15都市を見ていくと、2020年第1四半期の平均上昇率はたった0.4%と、いかに中国の価格成長が低迷しているかを強調しています。この数値は、2008年第1四半期以降、これら15都市の平均の四半期上昇率では最低レベルでした。

▼中国GDPトップ15都市平均の価格上昇率(四半期ごと)(出所:Knight Frank)


同レポートはまた、販売量の方が価格よりもCovid-19の影響を感じられると予測しています。というのも、雇用保障や住宅ローン返済の猶予期間などのCovid-19対策をとった先進国では、投げ売りが減るので、価格の下落の恐れが少ないと見ているからです。


また、同レポートは、インデックスは全体的には大きな落ち込みはなかったが、ウィルスの封じ込めに成功した国やロックダウンの期間が短かった国ではより回復力を見せることが期待されるため、今後6か月~12か月で、ランキングは大きく変わってくるだろうと述べています。


▼12か月間の価格上昇率ランキング比較(2020年1Q vs 2019年4Q)
(Knight Frankのレポートを元にPropertyAccess作成)


2020年1Q

2019年4Q


都市名

価格上昇率(%)

都市名

価格上昇率

マニラ、フィリピン

22.2

マニラ、フィリピン

22.2

ブダペスト、ハンガリー

16.3

ブダペスト、ハンガリー

19.5

イズミル、トルコ

16.3

ホバート、オーストラリア

16.0

アンカラ、トルコ

14.8

西安、中国

14.2

ザグレブ、クロアチア

14.7

サンクトペテルブルグ、ロシア

12.4

サンクトぺテルブルグ、ロシア

14.0

ザグレブ、クロアチア

12.2

エルサレム、イスラエル

13.4

武漢、中国

11.8

ワルシャワ、ポーランド

13.3

タリン、エストニア

11.5

ソウル、韓国

12.9

ルクセンブルグ、ルクセンブルグ

11.4

10

メルボルン、オーストラリア

12.9

アテネ、ギリシャ

11.0


(出所:World Property JournalKnight Frank

(トップ画像:Photo by JC Gellidon on Unsplash )