[マレーシア] 5月1日から屋外でのマスク着用義務解除

2022/04/28


2022年4月27日、マレーシア政府は、5月1日より屋外でのマスク着用義務をなくすと発表しました。



記者会見の中で、保健省のカイリー・ジャマルディン大臣は、屋外やバザールなどのオープンエリアでのマスク着用を「強く奨励する」ものの任意とし、屋内や配車サービスを含む公共交通機関の利用時にはマスク着用義務は継続すると強調しています。



しかし、カイリー保健相は、激しい運動、飲食時、公演などの際には、屋内でも一時的にマスクを外しても良いとしています。



「屋外でもバザールやスタジアムなど特に込み合う場所では、また症状がある人や高リスクの人は、引き続きマスクの着用を奨励します」とも話しています。



以前、カイリー保健相は、Covid-19エンデミック段階に移行してもマスク着用は引き続き義務化すると述べていました。保健相は、専門家によるとマスクはウイルスから身を守るための最も効果的な方法のひとつなので、特に密閉した場所などでは、引き続きマスクを着用するようにと話しています。



マレーシアは、4月1日より、エンデミック段階へと移行をはじめ、日常生活をするにあたって、複数のSOP(標準作業手順)が緩和されました。



就学児童については屋外のマスク着用は義務ではないものの、ワクチン未接種の児童は、学校の食堂などの混雑するエリアでは着用が推奨されています。


また、Covid-19陽性反応が出た人については、陽性反応から4日目に陰性となれば、自宅待機令(Home Surveillance Order(HSO))が解除されます。その際には、対面またはオンラインで、認定医による監督のもとで迅速抗原検査(RTK-Ag Test)を受けることになります。



またマレー式の丁寧な挨拶「サラーム」もできるようになりますが、手洗いを励行し、握手のあとには顔を触らないようにと保健相は加えています。



(出所:Free Malaysia Today
(画像:Photo by Kelvin Zyteng on Unsplash)