2021/05/03
[フィリピン] メトロマニラ+4州のMECQ5月14日まで延長
2021年4月28日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、「NCRプラス」と呼ばれるメトロマニラ+周辺4州が、5月14日までMECQ(修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置)を継続することを発表しました。
大統領は、専門家と保健省(Department of Health)の助言を聞き入れる形で、病院の混雑緩和のため、メトロマニラ、リサール州、ブラカン州、カヴィテ州およびラグーナ州のMECQを継続することを決めました。
また、サンティアゴ市、キリノ州、アブラ州もまた、5月1日からMECQとなります。
大統領府のハリー・ロケ報道官は、別の声明で、前述の2つの地域のMECQは2021年5月いっぱい継続する旨を発表しています。
各地域のコミュニティ隔離措置は以下の通りです。
(1)修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)を課す地域(5月14日まで)
・マニラ首都圏全域
・地域3(中部ルソン地域):ブラカン州
・地域4A(カラバルソン地域):カビテ州、ラグナ州、リサール州
(2)修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)を課す地域(5月31日まで)
・地域2(カガヤンバレー地域):サンティアゴ市(イサベラ州)、キリノ州
・コルディリエラ行政区域(CAR):アブラ州
(3)一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)を課す地域(5月31日まで)
・コルディリエラ行政区域(CAR):アバヤオ州、バギオ市、ベンゲット州、イフガオ州、カリンガ州
・地域2(カガヤンバレー地域):カガヤン州、イサベラ州、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州
・地域4-A(カラバルソン地域):バタンガス州、ケソン州
・地域8(東ビサヤ地域):タクロバン市
・地域10(北ミンダナオ地域):イリガン市
・地域11(ダバオ地方):ダバオ市
・バンサモロ自治地域(BARMM):南ラナオ州
上記以外の地域は、最も緩い「修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)」となります。
この新しいコミュニティ隔離措置については、地方政府の異議申し立てによっては、蚊ある可能性もあるとロケ報道官は述べています。
NCRプラスは、すでに2021年3月29日から4月11日までの2週間、最も厳しい強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)を実施した後、4月12日から4月30日まで延長されていました。
(出所:Inquirer Net、在フィリピン日本大使館)
(画像:Photo by Kristine Wook on Unsplash)
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