[フィリピン] メトロマニラ&4州は一転して一段階厳しい隔離措置に逆戻り

ドゥテルテ大統領は2020年8月2日、医療現場関係者からの声にこたえる形で、国内の特定の地域を厳しいコミュニティ隔離措置に置くことを決定しました。

[フィリピン] メトロマニラ&4州は一転して一段階厳しい隔離措置に逆戻り


ドゥテルテ大統領は2020年8月2日、医療現場関係者からの声にこたえる形で、国内の特定の地域を厳しいコミュニティ隔離措置に置くことを決定しました。


ドゥテルテ大統領は、メトロマニラとブラカン州、カヴィテ州、ラグーナ州およびリザール州に、より厳しい隔離措置が適用されると発表しました。


最も厳しい「強化したコミュニティ隔離措置(ECQ)」に戻すのではなく、8月4日から8月18日まで、これらの地域にはECQから一段階緩和された「修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)」が実施されるということです。


大統領の判断は、医療関係者の間で上がった懸念事項を協議すべく内閣の主要メンバーと打ち合わせを行った後でのことでした。


医療関係者は8月1日、メガマニラ、つまりマニラ首都圏以外に、カラバルソン地方、中部ルソン地方およびミマロパ地方を加えたエリアを、2週間の強化されたコミュニティ隔離措置に置くことを要請しました。この要請は、7月31日に、中央政府がメトロマニラを一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)に、周辺エリアをGCQかさらに緩和された「修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)」にするという決定を発表して以降のこととなります。


8月1日付のレターの中で、医療関係者は、国内の医療システムは崩壊状態で、最前線の医療現場で働く人々は「燃え尽きている」と述べました。


したがって、医療従事者不足、感染ケースの発見・隔離の失敗、接触者追跡および隔離措置の失敗、交通機関の安全、職場の安全、国民のルール順守などの課題に対応すべく、2週間の「小休止」が必要であると提言しました。

MECQのもとでは、21歳未満および60歳以上と、免疫不全、併存疾患、その他の健康上のリスクのある者、および妊婦は、生活必需品・サービスのためと、出勤を除いては、自宅待機が求められます。

フィリピンのCovid-19の感染者数は、8月2日の日曜日に103,000人を超え、一日当たりの新規感染者数は5,000人を超えました。


メトロマニラは、この5,000人超のうち2,737人でした。過去2週間、保健省のCovid-19感染者数報告によると、マニラ首都圏が感染者数の常にトップを占めている状態です。


修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)を実施するにあたり、メトロマニラ、ブラカン州、カヴィテ州、ラグーナ州、そしてリザール州では、検疫パス(Quarantine Pass)が再び必要になります。


内務省のジョナサン・マラヤ報道官が、2020年8月4日火曜日より必要になると述べました。


ECQおよびMECQが実施されているエリアでは、外出できる人数を制限するために検疫パスが必要となります。世帯当たりに発行される検疫パスは1枚で、食料品や医薬品の購入のために使用できます。


新しい検疫パスの取得が必要なのか、以前のものが使用できるのか問われた際に、マラヤ報道官は、地方の担当役人が今後会議を開いて決定すると述べました。


一方で、サンフアン市のフランシス・サモラ市長は、バランガイのキャプテンが新しいパスを発行すると述べています。


(出所:CNN

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