[フィリピン] メトロマニラ・セブ市ともにGcq

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、国内の新型コロナウィルス(Covid-19)の感染者数に増加が見られるものの、メトロマニラを2020年8月15日まで一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)とすることを発表しました。

[フィリピン] 8月1日~隔離措置:メトロマニラ・セブ市ともにGCQ


フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、国内の新型コロナウィルス(Covid-19)の感染者数に増加が見られるものの、メトロマニラを2020年8月15日まで一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)とすることを発表しました。


今回のロドリゴ・ドゥテルテ大統領の決断は、政府が感染者数が85,000人に達すれば、マニラ首都圏を再び一段階厳しい「修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)」に戻すこともありうると警告を発したばかりのことでした。


大統領府のハリー・ロケ報道官は、メトロマニラは引き続きGCQとするものの、いくつかの条件があると述べました。地方政府は、感染者数に80%以上の増加が見られる地域には、地域単位で厳しいロックダウンをすることが義務付けられます。ロックダウンの間は、対象者への集中的な検査と徹底的な接触者追跡を行われます。


ロケ報道官は、感染者数が増え続けているものの、政府は隔離措置のレベルを決定するにあたって、件数の倍加率(doubling rate)*や医療機関の収容能力など、他の要素も検討しているとも述べています。


*倍加率(Doubling rate)
感染症の倍加率とは、感染者数が二倍になるのに要する時間のこと。


ロケ報道官は、メトロマニラの状況について、倍加率が伸びているため「改善している」と述べています。感染者数が2倍になるのに現在は8.9日ほど要しており、GCQに該当するということです。


一方で、病院の集中治療室の収容能力はきわどい状況にあると話しています。しかし、Covid-19患者用に割り当てられた病床数に限りがあることが原因です。


保健省はまた、Covid-19患者用病床の稼働率についても、7月26日時点で82.2%が埋まった状態で、「危険ゾーンのレベル」に来ていると述べています。特にマニラ首都圏の大病院の多くが、すでに満床状態だともレポートしていました。


フィリピン大学の研究員は、ドゥテルテ大統領にメトロマニラをより厳しいコミュニティ隔離措置に置くように訴えましたが、大統領は経済の再生を助けるべくより緩やかな隔離措置に留め置く判断をしたようです。


一方で、セブ市では、6月15日から7月15日まで、厳しいロックダウン、つまり強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)が実施されました。その後、7月16日から7月31日までは、一段階緩和された修正を加えたコミュニティ隔離措置が実施されていました。


セブ市のロックダウンは、今回さらに一段階引き下げられ、8月1日~8月15日までは、一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)となりました。



2020年6月、ドゥテルテ大統領は、ロイ・シマツ環境相をビサヤ地方のCovid-19対策本部長に任命、シマツ環境相は、厳しい自宅待機策をとるために多数の部隊を引き連れて現地入りしました。保健省もまた、感染拡大との戦いを支援するためにセブ市に医師団を派遣していました。


シマツ環境相は、厳しいロックダウンを数週間続けた後、セブ市についてはGCQに移行してもよいとの提言をしました。


フィリピン保健省(DOH)のデータによると、セブ市のCovid-19感染者8,136人、うち死者342人、回復者6,740人となっています。


他にGCQ下に置かれる地域は、ルソン地域のブラカン州、バタンガス州、カヴィテ州、ラグナ州、リザール州、ビサヤ地域のラプラプ市、マンダウエ市、タリサイ市、ミングラニラ町、コンソラシオン町、ミンダナオ地域のザンボアンガ市です。


残りの地域はさらに一段階緩和された「修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)」となります。



これまでに、フィリピンの感染者数は89,000人を超えました。このうち、約22,000人が現在療養または入院中で、回復者が65,000人、死者が約2,000人となっています。


(出所:Inquirer NetCNN

(出所:Lance Lozano on Unsplash )