2022/02/28
メトロマニラを含む国内39エリアが、2022年3月1日からコロナウイルス対策のための制限措置の最も緩い警戒レベル1になります。フィリピンがパンデミックで最初のロックダウンを開始してからほぼ2年になります。
カルロ・ノグラレス大統領府報道官代理・内閣官房長官は、2022年2月27日、政府のコロナウイルス対策タスクフォースが、メトロマニラを3月1日から15日まで、警戒レベル1とすることに承認したと発表しました。
コミュニティ隔離措置の緩和の背景には、国内の感染者数が減少傾向にあり、直近1週間は2,000人以下で抑えられていることがあります。
政府関係者は、2021年12月中にメトロマニラを警戒レベル1に引き下げるよう目論んでいましたが、非常に感染力の強いオミクロン株により感染者数が急激に増加したことで、経済のさらなる再開を遅らせざるを得なくなりました。
警戒レベル1では、各施設・店舗や公共交通機関は収容定員100%での運営が可能になります。また、それぞれの年齢グループに応じた行動制限もなくなりますが、地方政府によっては特定のルールを課す場合があります。
3月1日から、メトロマニラとともに警戒レベル1になるのは次のエリアです。
コルディリェラ行政地域
アブラ、アパヤオ、バギオ市、カリンガ
イロコス地域
ダグパン市、北イロコス、南イロコス、ラ・ウニオン、パンガシナン
カガヤン・バレー
バタネス、カガヤン、サンティアゴ市、イサベラ、キリノ
中部ルソン地方
アンヘレス市、アウロラ、バターン、ブラカン、オロンガポ市、パンパンガ、タルラック
カラバルソン地方
カヴィテ、ラグーナ
ミマロパ地方
マリンドゥケ、プエルト・プリンセサ市、ロンブロン
ビコール地方
ナガ市、カタンドゥアネス
西ビサヤ地方
アクラン、バコロド市、カピス、ギマラス
中部ビサヤ地方
シキホール
東ビサヤ地方
ビリラン
ザンボアンガ半島
ザンボアンガ市
北ミンダナオ地方
カガヤン・デ・オロ市、カミギン
ダバオ地方
ダバオ市
警戒レベル1への引き下げには、次のすべての条件が揃っている必要があります。
・リスク区分が低~最低
・病床使用率が50%未満
・対象人口の少なくとも70%がワクチン接種済み
・高齢者人口の85%の最低80%がワクチン接種済み
(出所:Rappler)
(画像:Photo by REY MELVIN CARAAN on Unsplash )
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