2020/12/01
[フィリピン] メトロマニラ、ダバオ市、他5地域は12月もGCQ
Covid-19感染者数の増加が続くエリアでは、2020年末まで一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)が継続されます。
2020年11月30日、ドゥテルテ大統領は、メトロマニラ、ダバオ市、他5地域はクリスマス休暇中もGCQ継続となることを発表しました。
大統領は、コロナウィルス対策のタスクフォースとの会議の中で、以下の市と州を12月中GCQとしたいとするタスクフォースの提言を承認しました。
・メトロマニラ
・バタンガス州
・イロイロ市
・タクロバン市
・南ラナオ州
・イリガン州
・ダバオ市
これ以外の地域はすべて、修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)となります。MGCQは、国内のコミュニティ隔離措置の中でもっとも緩和された措置となります。
メトロマニラとダバオ市のGCQ継続判断については、特段の驚きもなく受け入れられました。ダバオ市は2020年11月20日、新規Covid-19感染者数の急増に伴いGCQに逆戻りしていました。メトロマニラは、8月の2週間、一段階厳しいコミュニティ隔離措置であるMECQが実施された以外は、6月1日よりGCQを継続しています。
メトロマニラの各市長もまた、中央政府に対して2020年末までGCQを継続したい旨を進言していました。
メトロマニラとダバオ市のGCQ継続は、フィリピン大学、サントトマス大学などと提携した専門家から構成されるOCTAリサーチ・チームの提言にも一致するものです。
ホリデームードの中の感染者増
12月のコミュニティ隔離措置は、メトロマニラ、ダバオ市、ケソン州、ラグーナ州、リサール州、カヴィテ州その他の地域での過去数週間のCovid-19感染者数の増加を考慮に入れて決定されました。
フランシスコ・ドゥケ保健相は2020年11月30日早くに、この増加はホリデー関連の活動に一部起因するものだと述べています。
「GCQの下クリスマスシーズンが近づき、多くの人が外出し、人との交流機会が増え、フェースシールドやフェースマスク、身体的距離、アルコール消毒の使用や物の表面の殺菌消毒といった、最低限の衛生基準を忘れがちになっています。」
保健相は、国民に対して、クリスマスを身内だけで自宅で祝うように忠告しています。フィリピンのクリスマス前に9日間かけて行われるSimbang Gabi(シンバンガビ)と呼ばれる早朝ミサの時期が近づいてきていますが、保健相はミサにはバーチャルで参加するように呼びかけています。
(出所:Rappler)
(トップ画像:Photo by OJ Serrano on Unsplash )
もっと詳しく知りたい方はこちら