2021/08/02
[フィリピン] メトロマニラ、8月6日からECQへ
メトロマニラは、「強化された、追加的な」制限措置付きの一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)を実施していますが、2021年8月6日から20日まで、最も厳しい「強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)」へと逆戻りします。
コロナウイルス感染症対策の省庁横断タスクフォース(IATF)のハリー・ロケ報道官は、タスクフォースとメトロマニラの市長たちとの会合の後に、このような発表を行いました。
デルタ株の流行により、Covid-19感染者数が再増加していることで、市長たちは最も厳しい隔離措置の実施を求めていました。
メトロマニラ開発局(Metropolitan Manila Development Authority)のベヌール・アバロス局長が、CNNに語ったところによると、中央政府はすでに、今回の2週間のECQに影響を受ける世帯に対して現金支給を求める、メトロマニラ内の市長たちの要求を承認したということです。
政府はまた、同期間内のワクチン接種を日当たり約25万人にまで加速させることも約束しているようです。
最新のIATFの決議No.130-Aでは、2021年7月31日からのより厳しいGCQでは、屋外での飲食は禁止となりました。テイクアウトとデリバリーのみが営業可能なサービスとなっています。
7月30日からは、介護サービスは、会場または座席定員の30%を上限として営業可能となります。屋内スポーツのコートや会場、屋内の観光アトラクション、観光省(Department of Tourism)の専門市場(Specialized Market)は、営業不可となります。
公共交通機関の運行は継続されますが、メトロマニラ、カヴィテ、リサール、ブラカン、ラグーナで構成される「NCRプラス」と呼ばれるエリアの出入りが認められるのは、許可を得た者のみとなります。
7月30日からは、宗教的な集会もバーチャルでのみ可能となります。
屋外の観光アトラクションは、引き続き会場の収容定員の30%でのみ営業可能です。
CNNフィリピンの報道によると、マリキナ市長のマーシー・テオドロ氏は、他のメトロマニラの市長とともに、Covid-19の件数が「著しく増加」したことを受けて、IATFに対してECQへ戻すように要請したということです。マリキナ市単独で、7月29日の新規感染者数は25件となり、前の週の市の2~3日分の日当たり件数よりも多いということです。
ロケ報道官は、ECQに備えるために1週間あるので、「パニック購買」を起こさないようにと念押ししました。影響を受ける企業についても、必要な準備をするようにと呼びかけています。
その他の制限措置が課されるエリア
ECQ(8月1日~7日まで)
イロイロ市、イロイロ州全体、東ミサミス州のカガヤン・デ・オロ市とヒンゴオク市
修正を加えたECQ(8月1日~15日まで)
北イロコス州、、バターン州、ラプラプ市、マンダウエ市
セブ市およびセブ州も、地方政府機関からの要請で、引き続き修正を加えたECQが実施されます。
制限が強化されたGCQ(8月1日~15日)
南イロコス州、カガヤン州、ブラカン州、カヴィテ州、リサール州、ラグーナ州、ルセナ市、ナガ市、アンティーケ州、アクラン州、バコロド市、カピス州、東ネグロス州、南ザンボアンガ州、東ミサミス州、ダバオ市、北ダバオ州、西ダバオ州、ダバオ・デ・オロ州、部トゥアン市
GCQ
バギオ市、アパヤオ州、キリノ州、サンティアゴ市を含むイサベラ州、ヌエバ・ビスカヤ州、バタンガス州、ケソン州、プエルト・プリンセサ市、ギマラス、東ネグロス州、サンボアンガ・シブガイ州、北ザンボアンガ州、ザンボアンガ市、東ダバオ州、南ダバオ州、ジェネラル・サントス市、スルタン・クダラット州、サランガニ州、南北コタバト州、北アグサン州、南アグサン州、北スリガオ州、南スリガオ州、ディナガット諸島、コタバト市
残りのエリアは、修正を加えたGCQとなっています。
(出所:CNN)
(画像:Photo by Lisa Luminaire on Unsplash )
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