2024/04/01
政府がいくつかの要件を緩和することを検討していることから、マレーシアの長期ビザプログラム「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」に参加する外国人が増加の見込みだと、観光・芸術・文化省のティオン・キング・シン大臣が語りました。
大臣は、これは昨年の予算2024の発表に沿ったもので、政府はMM2Hをより魅力的で競争力のあるものにしたいと述べました。
2024年1月31日現在、MM2Hパス保持者は56,066人です。内訳は、申請者本人(27,759人)と扶養家族(28,307人)となっています。
国別では、中国が24,765人でトップで、韓国(4,940人)、日本(4,733人)、バングラデシュ(3,604人)、英国(2,234人)、台湾(1,611人)、米国(1,340人)、シンガポール(1,282人)、インド(1,223人)、オーストラリア(1,069人)となっています。
観光・芸術・文化省は、内務省および入国管理局とともに、関係者からの意見やフィードバックを考慮し、プログラムの要件の改善提案を精査している最中です。検討される条件の中には、年齢制限、支払い能力、最低居住期間、MM2Hパスの期間、居住用不動産所有の容易さが含まれているということです。
省レベルで最終決定された後、新しい条件は内閣に提出され、承認を受けることになっています。国家安全保障を維持するため、申請者は、本人および扶養家族の出身国または現在の居住国の当局が発行し確認した善行証明書を提出する必要があります。
2023年12月、観光・芸術・文化省はMM2Hプログラムを刷新し、3段階(プラチナ、ゴールド、シルバー)の制度を導入しました。
新しいシステムでは、申請者は資格に応じて異なるグループに分類されることになります。また、利用できるビザの種類も指定されたカテゴリーによって異なるということです。
新しいMM2Hプログラムは1年間試行され、状況の変化に応じて調整されることになっています。
新しい制度では、年齢要件が35歳から30歳以上に引き下げられました。また、定期預金の金額要件については、プラチナは500万リンギット、ゴールドは200万リンギット、シルバーは50万リンギットです。
どのランクの参加者も、マレーシアに年間60日以上滞在することが条件となっています。
(出所:The Star、Malay Mail)
(画像:UnsplashのSadie Teperが撮影した写真)
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