2022/09/06
格付会社ムーディーズの子会社で財務インテリジェンスと分析ツールを使った経営や投資判断のための統合ソリューションの提供を行うムーディーズ・アナリティクスは、マレーシア中央銀行(Bank Negara Malaysia)が、今週、翌日物の政策金利を25ベーシスポイント上げて2.5%に持ってくると予想しています。堅調な経済の立ち直りにあわせて、国内のインフレを緩和させる狙いがあるとして、今回利上げすれば、3回連続の利上げとなります。
マレーシアの総合消費者物価指数は、、7月、前年同期比で4.4%増加しました。6月の消費者物価上昇率3.4%からは、100ベーシスポイント増加したことになります。
「一方で、マレーシアの第2四半期の国内総生産(GDP)は、予想のはるか上をマークしました。4月に国境が完全に再開したことで、サービスの需要が増加しました。」と同社は声明で述べています。
対外的には、翌日物の政策金利を引き上げることで、リンギットを下支えすることになります。アメリカの連邦準備制度理事会がアグレッシブな利上げを行う中、対USドルのリンギット安が進んでいました。
▼USD/MYR為替レートの推移(1USD=4.49821 MYR)記事執筆時点(出所:xe)
マレーシア中央銀行の9月の金融政策決定会合は、20229月7日~8日に予定されています。
(出所:Bernama)
もっと詳しく知りたい方はこちら