2020/11/24
[マレーシア] RGL、PCAを利用してマレーシア-シンガポール間国境を渡った人が1万人超える
二か国間グリーンレーン(RGL)と定期通勤アレンジメント(PCA)を利用して、マレーシアとシンガポールの国境を渡った人が10月末で1万人を越えました。
2020年8月17日よりマレーシア人、シンガポール人の両国の往来を認めるこの二つのスキームを両国が実施してきました。
ジョホール州の保健・環境委員会によると、2020年10月27日までで、RGLを利用した渡航者は1,749人、PCAを利用した渡航者は9,717人に上りました。
2020年10月28日の同委員会の声明によると、これらのスキームの開始より、検知されたCovid-19陽性はPCAで1件のみであったということです。
▼(参考)シンガポール⇒マレーシアに入国の際の要件、マレーシア側も同様
枠組み名称 | 相互グリーンレーン(RGL) | 定期的通勤アレンジメント(PCA) |
対象者 | シンガポールに合法的に居住するすべての国の国籍者 | シンガポール国籍者またはシンガポール永住者でマレーシアでの商用または就労のために長期ソーシャルビジットパス(LRSVP)を有する者 |
渡航目的 | 必要不可欠な商用または公用 | 商用または就労 |
滞在間 | 最長14日間 | 最短連続して3か月 |
RGLでは、毎週マレーシア人とシンガポール人400名の両国の行き来を認めています。しかし、これは公用または重要なビジネスに限られています。
PCAでは、毎日、長期就労パスを持つマレーシア人とシンガポール人2,000名の、コーズウェイまたはセカンドリンクを利用した入国を認めています。
一方で、前述の声明によると、現在マレーシアのCovid-19感染者数の上昇のきっかけとなった選挙が実施されたサバ州への渡航履歴のある渡航者は37名見つかっているということです。
ジョホール州では、セナイ国際空港のエントリーポイントでのスクリーニングとともに、Covid-19感染予防対策を引き続き実施していくとしています。
2020年11月23日、マレーシアのCovid-19感染者数は、クアラルンプール首都圏の職場内のクラスターを中心に新規感染者が見つかり、1日に1,884人とCovid-19始まって以来最多となりました。累計では56,659人となっています。
(トップ画像:Photo by Alfred on Unsplash )
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