2020/09/28
[ベトナム] 南北高速道路の入札に44件
ベトナム運輸省は、南北高速道路の3つの区間の入札44件を精査中です。これらの区間の工事は、公的資金で賄われることになっています。
ニンビン省北部とタンホア省中部の間の63キロメートルにわたるマイソン(Mai Son)-国道45号線の区間には、15件の入札がありました。
中部ビントゥアン省の4つの地区を通る、104キロメートルのビンハオ(Vinh Hao)ーファンティエット(Phan Tiet)区間には、16件の入札がありました。
ビントゥアン省ファンティエットと南部のドンナイ省ダウザイとの間の98キロメートル区間には13件の入札がありました。
運輸省の建設管理・交通品質担当のグエン・ドゥイ・ラム局長は、最も評判が良く、経験があり、実際に事業を遂行できる能力のある業者を集められるように厳しい基準を設定したと述べています。入札の結果は、今月末に発表されることになっています。
これら3区間は、民間の投資を募っていましたが見つからず、早くプロジェクトを進めるべく、2020年6月に国会が公的資金での対応を決定したものです。
これにより、南北高速道路の東側部分の、官民パートナーシップ(PPP)で建設される予定の区間数が8から5に減りました。
このような工事対象区間は、全部で全長653キロメートル、11区間あります。政府は、経済成長を促進するため、国の旧式インフラを更新しようとしており、これらの区間は最も優先順位の高い交通プロジェクトのひとつとなっています。
昨年、運輸省は、8つの区間について外国からの投資を募ろうとしましたが、必要条件に合う投資元が少なく競争が活発化しませんでした。
その後、「国家の安全を確保し、インフラ建設におけるベトナム企業の能力拡大」を目的として、国内企業のみから投資を募る方向に転換しています。
(出所:VNexpress)
(トップ画像:Photo by Ruiyang Zhang from Pexels)
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