[ベトナム/マレーシア] マレーシアのガムダランドがサスティナブルな海外企業トップ10にランクイン

2022/04/14


マレーシアの不動産デベロッパー「ガムダランド(Gamuda Land)」が、ベトナムにおける持続可能な開発を行う外国企業トップ10にランクインし、ゴールデン・ドラゴン・アワードを受賞しました。




ゴールデン・ドラゴン・アワードは、2001年から毎年開催されている最も栄誉あるビジネスアワードのひとつで、ベトナム外務省と現地ニュース「VnEconomy」が主催しています。アワードは、地元のコミュニティとベトナム経済のためにグリーン成長と持続可能な開発の促進に貢献した海外資本の企業に贈られるものです。



600社もの中から2回の選考を経て、ガムダ・ランドは、ベトナムにおける優れた持続可能な開発を行う外国企業トップ10にランクインしました。マレーシアを拠点とし、タウン開発を行うガムダ・ランドは、ベトナム国内でも頭角を現しており、持続可能な開発と歩調を合わせた事業成長計画を掲げ、グリーンな国際基準のタウンシップ開発の努力と献身が評価されました。



ガムダ・ランドのジェネラルディレクター、アンガス・リウ氏は、「この素晴らしいアワードをいただくことができて光栄に思います。持続可能な開発は、我々がプロジェクトを実施するうえでの主な哲学です。我々は常に、永続的な価値を創造し、コミュニティのクオリティ・オブ・ライフを高め、国の発展に貢献するように務めています。ガムダ・ランドは、永くベトナムをマレーシアの次の母国だと思って、この美しい国の長期的な発展にコミットしており、我々の事業活動を拡大すべく、これからもさらなる投資を続けていきます。」と語っています。



ガムダ・ランドがベトナム市場に参入したのは2007年のことです。ハノイのホアンマイ区に274ヘクタールのガムダシティと、ホーチミンシティのタンフー区に82ヘクタールのセラドンシティという2つの世界クラスのタウンシップを開発しました。



ベトナムの不動産市場で成功して10年以上、同社はタウンシッププロジェクトを開発できる新しい土地を探すことで、ベトナム国内の事業規模を拡大し続けています。



ガムダ・ランドは、環境、社会、ガバナンス面と持続可能な開発戦略に準拠したパイオニア的な不動産会社のひとつです。例えば、ガムダ・グリーン・プランでは、総合的なロードマップを示し、世界で行われているすべてのプロジェクトに適用されています。同プランの目標は、2030年までに直接的・間接的な温室効果ガスの排出量を45%減らすことです。



ガムダ・ランドはまた、企業の社会的責任活動においても知られています。パンデミックの最中での「Run for The Heart」チャリティープログラムの他にも、ホーチミンシティがパンデミックを乗り越える道のりを共に歩む実践的な社会的責任活動「GLCares」プログラムなども実施してきました。



フロントラインでパンデミックと戦う人々から、社会的弱者まで幅広いグループを対象にしたGLCaresプログラムによる支援の額は13万ドルを超えると推定されています。




ガムダ・ランド以外にグリーンアワードを受賞した企業には、ベトナム-シンガポール工業団地(VSIP)、ネスレグループで飲料水を手掛けるLaVie、物流のDHL-VNPT、Best Express Vietnamがあります。



2022年ゴールデン・ドラゴン・アワードには、グリーン成長における外国企業トップ10以外に突出した外国企業トップ50にも贈られます。受賞者には、スタンダード・チャータード銀行、デロイト、シティバンク・ベトナム、KPMG、ホンダ、ザミル・スティール、プルデンシャル、アムウェイ、グラブ、オッポ・ベトナム、グリーンフィード・ベトナムも加わっています。





(出所:Vietnam Investment Review, Vietnam Plus

(画像:Photo by Giorgio Trovato on Unsplash )