2020/06/16
[マレーシア] 返金拒否の事業者に対処するための新法
マレーシアのイスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(治安担当)は、マレーシアの活動制限令(MCO)中に、結婚式などのイベントがキャンセルとなったのちに返金を拒否する事業者に対処する法律を導入する考えだと話しました。
イスマイル・サブリ上級相によると、新型コロナウィルス(Covid-19)関連の法案は7月の代議院で審議される見通しです。新法の名称については言及しませんでした。
この法案は、MCOだけでなく、強化されたMCO、条件付きMCO、また6月10日から実施されている回復MCOについても適用されるとみられています。
これは、2020年6月11日(木)の記者会見で、イスマイル上級相が、MCOの期間中に結婚式がキャンセルとなった多くのマレーシア人カップルから寄せられた苦情についての質問に答える中で明らかになりました。
特に多かった苦情は、結婚式場の運営者やメイクアップアーティストが、Covid-19の感染流行が始まる前に結婚式を挙げる計画を立てていたカップルたちに、デポジットの返金を拒否しているというものです。
イスマイル・サブリ上級相は、「このように政府が出したルールに従ったがために結婚式をキャンセルせざるを得なかっただけで、意図的にキャンセルしようとしたわけでもないのに、デポジットが返金されないようなケースはたくさんあると理解しています。」
「このため、政府は、Covid-19関連の課題に対応する新しい法律を導入することを考えています。」
「この法案は議会で審議されたのち、無事に可決、公示されれば、このような問題は解決できるでしょう。」と述べました。
(出所:New Straits Times)
(トップ画像:Charles Thompson from Pixabay )
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