フィリピン・ニトリ(家具販売)1号店、三越BGCでのオープンについて

2024/03/05


日本の家具小売業者であるニトリ・ホールディングスは、フィリピンの初進出し、2024年4月にマニラの大型ショッピングセンター「MITSUKOSHI BGC」内にオープンすると発表しました。




店舗面積は1,100平方メートルで、マニラの三越BGCショッピングセンターの3階に入るということです。


同社のプレスリリースによると、ニトリは、著しい成⻑が⾒込まれるアジア地域は、ロマンとビジョンの実現に向けた最重要地域であり、出店の加速により、早期に店舗網の充実を図ることを最重点課題の⼀つとして位置付けています。


また、フィリピンはASEAN地域にあって、人口・経済成長率の高さから、かねてより注目し出店の機会を求めていたといいます。


2032年までにフィリピンに50店舗を展開する予定だといいます。




東南アジアで製造された家具や寝具を輸入し、日本で販売しているニトリは、より多くのアジア市場で小売を展開することで、そのサプライチェーンを活用しようとしています。


2022年3月期のマレーシア、シンガポールへの初出店に続き、2024年3月期には、この度のフィリピン初出店に先立ち、タイ・香港・韓国・ベトナムへ初進出しました。


今後新たにインドネシア、インドに初出店を計画しているといます。




ニトリは現時点で979店舗を展開しており、うち172店舗が日本国外です。


同社は2032年までに海外で2,000店舗を展開し、総売上高1兆円(66億4,000万ドル)を目指しています。




似鳥昭雄会長は、「近い将来、年間200店舗以上を海外に出店できる体制に向かっている」と語っています。




ニトリが出店する、MITSUKOSHI BGCは、2023年7月21日にグランドオープニングを迎えた、株式会社三越伊勢丹ホールディングスと野村不動産株式会社、そしてフィリピン大手不動産会社のFederal Land, Inc.とフィリピン・マニラにおいて共同で開発している住宅と商業施設の大型複合開発プロジェクトにおける、商業施設部分です。




この三越に直結する住宅部分は、Haru, Natsu, Aki, Fuyuの4棟のタワーから構成されるコンドミニアムタワー「The Seasons Residences(シーズンズ・レジデンシーズ)」となっています。


Haruタワーは2023年12月に完成、Natsuタワーは今年の12月に完成予定で、Akiは2026年、Fuyuは2028年の完成が予定されています。




▶The Seasons Residencesについての詳細は「こちら




(出所:Nikkei Asia()()、PR Times()())