2023/06/05
フィリピンのデベロッパー「オルティガスランド」は2023年5月18日、オルティガスセンターに52階建ての中所得層向け住宅タワー「Olin at Jade Drive(オリン・アット・ジェイド・ドライブ)」の販売を開始しました。今後6年間で完成させることを目標に掲げています。
オルティガスランドのアシスタント・バイスプレジデント兼住宅事業部長のジェナ・J・ベラルド氏は声明の中で、オリンはオルティガスランドにとって、オルティガスCBD(中央業務地区)内の中級市場セグメントへの参入の開始を位置付けるもので、非常にエキサイティングだと述べています。
プレス向けの会見で、べラルド氏は、Olin at Jade Driveは、この地域の公共交通機関へのアクセスの良さから「強い」立地であると述べています。べラルド氏によると、オリンは「非常にアクセスがよく」、MRTや将来の地下鉄駅など、主要な交通機関へのアクセスは徒歩8~15分程度です。
52階建ての建物のうち、居住フロアは43フロアで、約1,245戸のユニットを提供する予定です。また、1フロアは、生活に必要な商品やサービスを提供する店舗部分として提供される予定です。
ユニットタイプは、19平方メートルから25平方メートルのワンルーム1,031戸と、32平方メートルから36平方メートルの1ベッドルーム214戸に分かれます。
ベラルド氏によると、ユニットの価格は、ワンルームが約600万~700万ペソ(約1,500万円~1,750万円)、1ベッドルームが約900万~1,000万ペソ(約2,250万円~2,500万円)です。オルティガスランドは、この物件の総売上高を約80億ペソ(約200億円)と見込んでいます。
*1ペソ=2.5円で計算しています
「Olin at Jade Driveは、最長72ヶ月の柔軟な支払い条件を提供し、オルティガスセンター内で住宅や貴重な不動産投資をお探しの方に適しています」と、同社は述べています。
4月の優先販売開始時には、総在庫数の約43%にあたる536戸を販売し、総額は43億ペソ(約108億円)となりました。現在までに、約54%にあたる671戸を販売し、総額は55億ペソ(約138億円)に達しています。
ベラルド氏によると、Olin at Jade Driveにかかる設備投資額は、土地の取得額を除いて約30億ペソ(約75億円)ということです。
隣接するオフィスに勤める若いプロフェッショナルや、近隣の教育機関に通う学生をターゲットにしているため、建物にはコワーキングエリアも設置される予定です。
居住者向けの設備として、「現代の都市生活者のニーズに対応する」べく、ジム、庭園、ラウンジ、プール、ファンクションホールなどが設けられます。また、7フロアの低層部駐車場と2フロアの地下駐車場があり、合計318台の駐車場が用意されることになっています。
オルティガス・ランドは、2029年後半までにこの物件の引き渡しを予定しています。
総合不動産サービス会社コリアーズ・フィリピンによると、2023年第1四半期にマニラ首都圏の中古マンション市場では、前年同期比70%増の5,900戸が販売され、低所得層から中高所得層(320万ペソから1,200万ペソ(約800万円~3,000万円))が販売戸数の60%近くを占めました。コリアーズは、デベロッパーに対し、各ビジネス地区における魅力的な価格帯を精査するよう提言しています。
コリアーズによると、2022年から2023年第1四半期にかけて、オルティガスCBDをはじめ、パサイシティ、マカティフリンジ(マカティCBD周辺エリア)、CAMANAVA(カロオカン-マラボン-ナボタス-バレンズエラ)回廊では、低・中所得者向けプロジェクトの人気が続いています。コリアーズはデベロッパーに対して、コワーキングスペースやその他のビジネスアメニティなど、居住者が自宅で仕事をするためのアメニティの設置を検討するなど、購入者のコロナ後の嗜好を取り込む必要があると述べています。
(出所:Business World Online, Colliers)
▶「Olin at Jade Drive」に興味を持たれた方に朗報です。
前述のニュースのとおりOlin at Jade Driveは販売好調のため、デベロッパーは販売価格を段階的に引き上げています。現在の販売価格は、すでに第4期(以下添付資料ご参照)に入っています。
しかし、PropertyAccessは4月の優先販売期間(第1期)にOlin at Jade Driveのユニットをホールド。したがって、現在デベロッパーが販売している価格よりも約15%お安くユニットをお求めいただけます。
詳細は、個別相談をご利用ください。
個別相談のご予約は「こちら」をクリック!
もっと詳しく知りたい方はこちら