[ベトナム] パークハイアット・レジデンスがEDGEグリーンビル認証受ける

2022/07/07


パークハイアット・フーコック・レジデンシーズは、7月初めに、グリーンビル基準にのっとったEDGE(エッジ)認証を取得しました。


世界銀行グループの国際金融公社(IFC)のもと、EDGE基準では、地域内のベンチマークに基づいてエネルギー、水、使用材料の一定以上の効率が求められます。


EDGEシステムの評価によると、パークハイアット・フーコック・レジデンシーズは、省エネ効率において24%、水で49%、使用建築素材で28%を達成しました。さらに、このプロジェクトでは、年間5,086トンのCO2排出を抑えることに成功しています。


Excellence in Design for Greater Efficienciesの頭文字を取ったEDGEは、専門家の評価段階と合わせて、デザイン段階から環境を保護するための資材の最適化およびソフトウェアシステムを含むIFCのスタンダードです。


したがって、資源を効果的に使用するプロジェクトが認証を受けることになります。さらに、EDGEは、多額の資金の投資を減らすようなグリーンなエンジニアリングソリューションを提供しています。EDGE認証は、ベトナムはもちろん、多くの国で認められています。


パークハイアット・フーコック・レジデンシーズは、EDGE認証を受けたBIMランド社のラグジュアリープロジェクトとしては2番目です。2021年4月には、インターコンチネンタル・レジデンシーズ・ハロンベイが、EDGE認証を受けています。このプロジェクトは、省エネ効率で25%、水で30%、建設資材で30%を達成し、CO2排出量を2,663トン減らしています。


同じ月に、BIMグループ傘下のBIMランドは、シンガポール証券取引所において2億ドルの国際上場社債を発行しました。5年物で利率は7.38%です。BIMランドは、国際市場に社債だけでなくグリーンボンドを発行した、初めての非上場ベトナム企業です。


このグリーンボンドは、発行時の収益がグリーンかつサスティナブルなプロジェクトの実施に使われなくてはなりません。


BIMグループは、常にイノベーションを続け科学技術を適用することで、グループのコア事業分野(観光開発、不動産投資、再生可能エネルギー、農業・食料、商業サービス)を通じて、グリーンで循環的な経済を追求しています。


2021年、BIMグループは、ニントゥアン省で再生可能エネルギーおよび塩の生産を含む、グリーン経済複合体モデルを完成させています。この複合体により、地元の住民に約1,000人分の雇用を生み出し、60万トンのCO2削減に貢献しています。



(出所:Vietnam Investment Review

(画像:Photo by Khiem Antony on Unsplash)