[フィリピン]フィリピン2019年観光客数826万人を記録

2020/02/22

フィリピン2019年観光客数826万人を記録

昨年フィリピンの観光業界は826万人の外国人観光客を記録。2018年の記録716万人に比べ15.24%の増加となりました。

この数字はフィリピン観光省が2016年から2022年の国家観光発展計画で設定した2019年の目標820万人をわずかに上回っています。

「800万人代の突破を果たし、我が国の観光史上に新たなマイルストーンがもたらされました。他の政府機関とのコンバージェンスプログラム、特にアクセスの改善、また地方自治体や民間と協力しての製品開発およびマーケティングイニシアチブの成果が確証されました。世界的な課題に直面しても、これらの成果が維持されることを期待しています。」観光省長官バーナデット・ロムロ・プラット氏は声明で語りました。

韓国は2019年も引き続きフィリピンの観光客のトップを占め、2018年の162.4万人より22.48%多い198.9万人を記録。続くは174.3万人を記録した中国で、2018年の125.7万人から38.58%と大幅な増加を見せました。

3位の米国は増加率2.9%で196.4万人を記録し、日本は2018年の63万1,821人から8.07%増加の68万2,788人で4位となりました。台湾は2018年の24万2,411人から35.01%増加の32万7,273人を記録し首位5カ国にランクインしました。

フィリピンの観光客数は、1月を除く全月二桁で増加率を記録。8月は2018年の55万1,088人から70万2,843人と27.54%の増加で最高記録を更新しました。

12月には最高観光客数77万6,798人が記録されました。
「これは観光事業を機能させ、持続可能で包括的な経済活動としての可能性を最大限に発揮するという私たちの連帯とコミットメントを表しており、フィリピンの観光事業は高いところに来ています。この記録の更新によって2019年で10年目を迎える2009年観光法の効果を確固たるものとなりました。」とプヤット氏は加えました。

観光法は『もっと楽しいフィリピン(It’s More Fun in the Philippines)』キャンペーンの形で、持続可能な観光事業の促進と同時に昨年まで続きました。

『セーブ・アワ・スポット(Save Our Spots)』運動をときの声とし、国の観光地保存に協力する責任を持った観光客になるよう訪問客に呼びかけ、フィリピンはまた2019年ワールド・トラベル・アワードで世界トップ・ダイビング・スポット(World’s Leading Dive Destination)、アジア・リーディング観光局(Asia’s Leading Tourism Board)を受賞。ボラカイ島再生サステナビリティへの取組におけるエクセレント・パートナー賞など、数々の国際的観光賞を受賞しました。


(出所:The Manila Times