[フィリピン] 2021年第1四半期のGDPは-4.2%

2021/05/17

[フィリピン] 2021年第1四半期のGDPは-4.2%


2021年第1四半期のフィリピンの国民総生産(GDP)がフィリピン統計局から発表されました。発表によると、2021年第1四半期、フィリピンの国民総生産(GDP)は、-4.2%となりました。


▼フィリピン実質GDP成長率推移(2018年物価ベース)


減少の原因に挙げられているのは、建設-24.2%、その他サービス-38.0%、不動産および住宅所有-13.2%でした。


一方で、成長に貢献したのは、金融・保険活動5.2%、行政機関、防衛、社会奉仕活動7.5%、医療・社会福祉業11.7%でした。他にもプラス成長を記録した産業として、情報・通信6.3 %、製造0.5%、電気・蒸気・水道および廃棄物管理1.9%でした。


主要産業のうち、農業・林業・漁業は下がって-1.2%となりました。同様に、サービス業および工業は、それぞれ-4.4%、-4.7%となりました。


需要については、家計最終消費支出(HFCE)が-4.8%となったほか、総資本形成-18.3%、輸出-9.0%、輸入-8.3%となりました。


一方で、政府最終消費支出(GFCE)は16.1%増となりました。


世界のその他の地域からの第一次収支は減って-75.8%、国民総所得(GNI)は-10.9%となりました。


 

(出所:Philippines Statistics Authority)

(画像:Image by gloverbh222 from Pixabay)