[フィリピン] ダブルドラゴンREITの利益1Qでほぼ12％近く増加

ダブルドラゴン・プロパティーズの不動産投資信託「DDMP REIT（DDMPR）」の利益は2021年第1四半期、前年同期の3億5,780万ペソ（約8.1億円）から3億9,965万ペソ（約9.1億円）へと11.7％増加しました。


2021年5月17日に同社が行った規制当局への届出によると、賃料収入についても5億859万ペソ（約11.5億円）に増加し、前年同期の4億9,952万ペソ（約11.3億円）から1.82％増加しました。


DDMPR社は、「当社のポートフォリオの97.2％が賃貸中で安定的に推移している」と述べています。


同社はまた、税引き前の配当として3億5,897万ペソ（約8.1億円）を宣言しています。基準日である5月28日時点の株主は、一株当たり0.020136ペソ（約0.046円）の配当を受け取ることになります。


支払日は6月10日となっています。


DDMPRのエドガー・シア会長は、「今期も2期連続で株主の皆様に対して配当を宣言することができて大変うれしく思っています。今期の配当は2021年第1四半期にDDMP REITが生んだ収益から充当されることになります。」と述べています。


DDMPRは、次回の配当宣言より、REIT法の下認められている税制優遇措置を利用できるようになることを楽しみにしているとも述べています。同社はこれについて、「株主の皆様に対して宣言できる現金配当の額に相当プラスの影響を与える」とコメントしています。


対前期では、DDMPRの総資産は453.5億ペソ（約1,029億円）から0.91％増の457.7億ペソ（約1,039億円）に、総資本は355.2億ペソ（約806億円）から1.13％増の359.2億ペソ（約815億円）に増加しました。

（出所：Business World Online）

（画像：Image by Lorenzo Cafaro from Pixabay）