2022/05/12
フィリピン統計局が今朝発表したところによると、2022年第1四半期のフィリピン経済は8.3%成長し、市場の予測を上回りました。ベース効果と経済再開に後押しされました。
▼GDP成長率四半期ごとの推移(出所:フィリピン統計局)
フィリピン統計局によると、成長に最も貢献したのは、製造業(10.1%)、卸売・小売、自動車・自動二輪車修理(7.3%)、輸送・倉庫(26.5%)でした。
主要産業別では、農林漁業、工業、サービス業、すべてがプラス成長を記録し、それぞれ0.2%、10.4%、8.6%でした。
今回発表された第1四半期の国民総生産(GDP)のデータは、昨年同時期の3.8%減から一転し、見直し後の2021年第4四半期の7.8%からさらに早いペースとなりました。
ニュース「ビジネスワールド」が行った調査でエコノミストたちが予測した値の中央値6.7%も上回り、政府の7~9%の成長目標の範囲内に入ってきています。
2022年3月で終了した第1四半期のGDPは、昨年第2四半期に記録した12.1%以来、直近3期で最も高い数字となりました。
季節要因を調整した前四半期との比較では、GDPは1.9%成長しました。
(出所:Philippines Statistics Authority、Business World Online)
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