2020/07/31
[フィリピン] 必要不可欠でない海外渡航を再禁止
2020年7月23日、フィリピン政府新型コロナウィルス対策の省庁横断タスクフォースは、フィリピン人の必要不可欠でない海外渡航を再度禁止としました。
バーチャル会見で、大統領府のハリー・ロケ報道官は、新型コロナウィルスにより海外で取り残されたり入院したりした際に、再予約や宿泊費を補償することに同意した旅行・健康保険会社が1社しかなかったため、必要不可欠でない海外への渡航を禁止すると発表しました。
ロケ報道官は、Covid-19に感染した場合の費用を補償することに合意した旅行・健康保険会社の名前は挙げませんでした。
7月20日時点で予約が確定している乗客については、国外に出ることができたようです。
「必要不可欠でない旅行は、補償してくれる保険会社がもっと見つかるまでは停止とします。」
ロケ報道官は、旅行・健康保険会社に補償範囲を拡大するよう促す仕事は、保険委員会(Insurance Commission)に任せるとしています。
今月初めの7日、省庁横断タスクフォースは、Covid-19のために3月から実施されていた必要不可欠でない渡航の禁止を解除しました。
その際の条件は、往復の航空券、旅行・健康保険、渡航先の国から入国を許可されていることを証明するもの、そして渡航のリスクを確認する宣言書を提出することでした。
一方で、ロケ報道官は、省庁タスクフォースが、一定の条件を満たせば、フィリピン人に必要不可欠な海外渡航を認めることを承認したとも話しています。
乗客は、航空会社のチェックインカウンターで渡される、帰りのフライトの遅延リスクを含めた、渡航のリスクを確認する入国管理局の宣言書に署名することになっています。
また帰国時には、Covid-19対策タスクフォース(National Task Force)が定める海外から帰国したフィリピン人向けのガイドラインに従わなくてはなりません。
ロケ報道官は、渡航するフィリピン人に対して、身体的距離、マスクの着用、手洗いなどの標準予防策を励行するよう呼びかけています。
(トップ画像:Photo by xavier summer on Unsplash )
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