【フィリピンセブ島】 コロナ後の復興支援のため、シンガポールに本社を置く金融会社RCFがセブ島に進出

2021/03/20

コロナ後の復興支援のため、金融会社がセブ島に進出


セブ市 - コロナ禍にもかかわらず、南部の経済の中心地であるセブ島のビジネスの回復支援の為、金融会社がセブ島の融資市場に進出しました。

Right Choice Finance Corp. (RCF)はマカティ市に本社を置き、現在の経済危機から事業継続のために事業資金を求めているセブの中小、零細企業(MSME)を開拓することを考えていると発表。

シンガポールに本社を置くRight Choice Capital Pte Ltdの完全子会社であるRCFは、セブにオフィスを開設し、中小、零細企業向けに迅速かつオンラインの融資プラットフォームを立ち上げました。

水曜日に行われたバーチャル・プレス・インタビューで、RCFの創業者であり代表取締役のジェームス・コドロウスキー氏は、セブへの進出は戦略的なものであると述べ、セブの企業はセブ人の起業家精神とセブという立地を考慮すると早期に回復することが期待できると述べました。

「セブの中小、零細企業経営者は、この不透明なコロナ時代を生き抜き、さらには拡大するために、カスタマイズされたローンオプションを利用することができます。RCFは、BtoB(企業間取引)の会社です。セブ島のビジネスが回復するために、我々は中小、零細企業の発展のあらゆる段階で重要なサポートを提供していきます」とコドロウスキー氏は述べました。

コドロウスキー氏は、「お客様からは、柔軟で迅速、かつ一貫性のあるデジタルローン払いは、喜ばしい体験だったとの声をいただいています」と述べています。

RCFは、2016年に証券取引委員会に登録された金融法人です。

同社は、柔軟な金融商品と革新的な人事ソフトウェアを組み合わせたデジタルビジネスプラットフォームを通じて、零細・中小企業および住宅・自動車・教育などの消費者ローンを提供しています。

同社が提供する最新の製品である人事情報システムは、企業が人事管理業務を一元化して合理化し、自動化によって人員を減らすことができるクラウドベースのソフトウェアです。この製品には、キャッシングソフトウェアが付属しており、従業員が簡単かつ迅速にキャッシングを申請・受領できるようになっています。

また、デジタルバンキング機能により、申請、審査、承認後、24時間から48時間以内に資金を受け取ることができます。

資金は、ユーザーがオンラインで便利に資金管理、請求書の支払い、送金を行うことができるRCFのe-wallet (電子財布)を通じて支払われます。

RCFのデジタルプラットフォームとe-walletサービスは、ユニークな投資オプションと競争力のあるリターンを顧客に提供しています。

同社は、2016年にマニラ首都圏で事業を開始し、その後、北ルソンと南ルソンの近隣の地方でも事業を開始しています。

(出所:PNA)

(トップ画像: Photo courtesy of Jun Nagac)