[フィリピン] 証券取引所、メガワールドREITのIPOにゴーサイン

2021/09/07


2021年8月、フィリピン証券取引所は、メガワールド社がスポンサーとなる不動産投資信託MREIT Inc.の273億ペソ(約601億円)の新規株式上場を承認しました。


メガワールドは、1989年に実業家アンドリュー・タン氏により設立された、不動産開発、賃貸、マーケティングを行うデベロッパーです。


MREITが9月に上場すれば、アヤラランドのAREIT、ダブルドラゴンのDDMP REIT、フィリインベストのFilinvest REIT、ロビンソンズランドのRL Commercial REITに続く、フィリピン国内5番目のREITとなり、売り出し額では今のところフィリピン証券取引所に上場しているREITの中で最大となりそうです。


MREITの既存の株式10億7,800万株がREITスポンサーであるメガワールドにより販売され、オーバーアロットメントオプションは最大1億6,170万株、最高価格は一株当たり22ペソ(約48.46円)です。


この新規公開株式の価格が最終的に決定されるのは9月9日です。


フィリピン証券取引所が発行している募集案内書によると、MREITの売り出しは、9月14日から9月20日に行われる予定で、株式が証券取引所に上場するのは9月30日となっています。


上場すると、MREITの時価総額は、557.1億ペソ(約1,227億円)となります。


この上場により、MREITの株式の42.57%が一般に販売されることになり、オーバーアロットメントオプションが行使されれば、この割合を49%にまで増やすことができます。


(出所:Business Inquirer