2022/09/27
ホーチミン市1区のレロイ通りに面した物件の賃料が上がっているようです。
オンラインニュース「VNexpress」が報じているところによると、8月半ばにメトロ建設用地の障壁が撤去されて以降、賃料が4倍になりました。全長800メートルの区間にあった、メトロ1号線の3つの地下駅のひとつである、ベンタイン駅の建設のために8年間設置されていた障壁が取り除かれたためです。
108平米のショップハウスは、以前2,000ドルだった賃料が8000ドルに上がっているといい、賃借人には長期契約が求められているということです。
また、最近改装が終わった360平米のショップハウスの賃料は、6億ドン(約365万円)です。
1区を担当する不動産エージェントによると、数年前の賃料の2~3倍に相当する2億ドン(約122万円)がレロイ通りの相場となっているということです。
「2019年、2020年、ショップハウスは月2,000~3,000ドルで出されていましたが、バリアがあって交通の妨げになっていたので、誰も入る人がいませんでした。」
「建設用地のバリアが撤去されてから、賃料は8,000ドルから10,000ドルに上がりました。レロイ通りの歩行者天国化のニュースも広がっています。」
不動産デベロッパー、センターランドのダイレクター、ヴォ・ホアン・クアン氏は、余裕のある家主は強気に出て賃料を上げたままにするでしょうが、中には交渉次第で7,000ドル以下に下げてくれる家主もいるかもしれないと述べています。
メトロ駅に加え、歩行者専用道路になるかもしれないということで、需要は増えるでしょうが、ヴォ氏は年末までは空室率は70%前後に高止まりするだろうと予想しています。
不動産レンタル会社サバイ・ホームのCEO、グエン・フー・ティエン氏は、レロイ通りの賃料は今後も上昇を続けるだろうが、借り手側は高いコストと今後の見通しの不透明さから慎重な姿勢を続けそうだと話しています。
レロイ通りは、グエンフエ通りと比較すると駐車スペースも多く、狭くないので、売り手市場になりそうだ、ともグエン氏は話しています。
(出所:VNexpress)
(画像:UnsplashのKaity Nguyenが撮影した写真)
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