[インドネシア] レジデンシャル不動産価格調査2022/Q1:価格上昇加速

2022/07/28



インドネシアの中央銀行(Bank Indonesia(BI))が行った調査で、2022年第1四半期、レジデンシャル不動産の価格上昇が加速したことが分かりました。レジデンシャル不動産価格インデックス(RPPI)は、2021年第4四半期の1.47%(前年同期比)から1.77%(前年同期比)に上昇しました。



しかし、調査対象者は、2022年第2四半期のプライマリー市場では、レジデンシャル不動産価格の伸びは1.39%(前年同期比)に抑制されそうだと予測しています。



▼レジデンシャル不動産インデックス(RPPI)の推移(出所:Bank Indonesia)
赤棒グラフ:RPPI、緑:変動率(対前期)、青:変動率(対前年同期比)、2022年2Qは推定




販売面では、プライマリー市場のレジデンシャル物件販売の落ち込み幅は縮小し、2021年第4四半期の-11.60%(前年同期比)から-10.11%(前年同期比)に改善しました。



資金調達元については、ほとんどのデベロッパーが、レジデンシャル物件開発のために自己資金など、非銀行系ファイナンスを利用しているようです。BIのデータによると、2022年第1四半期に投入された資金のうち、69.54%が自己資金でした。



消費者サイドについては、銀行業界が実行する住宅ローンが、購入者の間で最も好まれる資金調達方法で、全体の69.5%を占めました。




(出所:Bank Indonesia

(画像:Photo by Yolanda Djajakesukma on Unsplash)