2022/10/17
ロビンソンズランド社(Robinsons Land Corp.)は、今後マニラ首都圏におけるすべてのオフィス開発について、環境にやさしい仕様でサスティナビリティ認証を取得することを約束しています。
ロビンソンズランドのCEO、フレデリック・ゴー氏は、同社の債権上場にあたってのセレモニーの際に、レポーターらに対して話した内容として、「マニラ首都圏で今後開発するビルについてはすべて、環境にやさしく、同一のESG(環境・社会・ガバナンス)基準のもとに建設するとお話しました。これらすべての建物に認証を取得します。」と報じられています。
サスティナビリティを建物に取り込む取り組みの一部として、ロビンソンズランドは、屋上にソーラーパネルを設置し、水の再利用システム、環境にやさしい設備、ソリューション、システム、廃棄物管理、自転車にやさしい設備などを展開しています。
ゴーCEOは、ロビンソンズランドが今後開発するオフィスビルについて、LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)のグリーン認証はもちろん、フィリピンのグリーン認証であるBERDE(Building for Ecologically Responsive Design Excellence)なども取得していく考えを示しています。
一方で、ゴーCEOは、ロビンソンズランドのオフィスポートフォリオを、同社の不動産投資信託(REIT)であるRLコマーシャルREIT(RCR)に組み込んでいく計画についても話しています。
「ロビンソンズランドは、オフィスポートフォリオを原則RCRに向けていくことにしています。」
「毎年、プロジェクト物件を組み込んでいく計画であることもお話しています。したがって、来年も資産を組み込むことを予定しているのですが、まだどの物件にするかは決めていません。」と加えています。
ロビンソンズランドは、RCRにモールポートフォリオも含めていくかどうかについてまだ決定を下していません。
「モールは、REIT向きな資産ですが、まだ考えていません。モールをREITに組み入れるのに適切なタイミングというのは、おそらく2年先でしょう。今は、(モールについて)検討する時期だとは思いません。」
ロビンソンズランドは、今年末までには、モールの客足やホテル事業が、パンデミック前のレベルに戻ることを期待しています。
(画像:UnsplashのArtur Łuczkaが撮影した写真)
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