2021/05/31
[フィリピン] ロビンソンズランド、270億ペソ弱のREIT上場計画
フィリピン証券取引委員会(SEC)は、2021年5月27日、ロビンソンズランドの子会社から提出された266.7億ペソ(約612億円)の不動産投資信託(REIT)の新規株式上場(IPO)にかかる仮目論見書を公開しました。規制当局の承認待ちとなっています。
ロビンソンズランドは、ロビンソンズ・リアルティ・アンド・マネージメント社のREIT上場のスポンサーとなります。ロビンソンズ・リアルティ・アンド・マネージメント社は、RLコマーシャルREIT(RLC REIT)に商号変更を予定しており、こちらもSECの承認待ちとなっています。
RLC REITは、SECに対して、普通株式305,103,000株の追加割り当てオプション付きで一株当たり7.31ペソ(約16.77円)の普通株式3,342,864,000株を公募するための有価証券届出書を提出しています。
追加割り当てオプションが行使された場合、少なくとも266.7億ペソ(約612億円)が今回の公募で調達されることになります。
「売却する株主は、募集株式の売却から得られるすべての収益を受け取ることができます。」とロビンソンズランドに言及して、RLC REITは述べています。
RCL REITのポートフォリオには、14軒の商業不動産資産425,315平米が含まれており、2020年9月時点の評価額は総額734.4億ペソ(約1,685億円)となっています。
ポートフォリオに含まれている、オフィス目的で賃貸されている商業スペースには、メトロマニラ、ナガ、セブ、ダバオといった主要なビジネス地区のものがあります。
RLC REITは、REITの募集期間を2021年8月31日から9月6日までとする予定ですが、こちらも規制当局の承認待ちです。
ロビンソンズランドの株式は、5月27日、16.06ペソ(約36.84円)から2.74%上昇し、終値は16.50ペソ(約37.85円)となりました。
(出所:Business World Online)
(画像:Photo by Adeolu Eletu on Unsplash )
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