[フィリピン] ロビンソンズランド62%増益

2022/03/14


フィリピンのデベロッパー、ロビンソンズランド社(Robinsons Land Corp.)の2021年の利益は、前年比で62%増加して85億ペソ(約190億円)となりました。



2022年3月9日の開示情報によると、ゴコンウェイ財閥が率いるロビンソンズランド社は、パンデミック前のレベルに近づきつつあるということです。



同社の第4四半期の純利益、売上ともに、行動制限の緩和にともない、前四半期から伸びました。



ロビンソンズランドの第4四半期の純利益は、前四半期比で108%増の20.6億ペソ(約46億円)、売上は15%増の56.6億ペソ(約126億円)となりました。



ロビンソンズランドの社長兼CEO、フレデリック・ゴー氏は、「2021年は、ロビンソンズランドにとってイベントの多い1年でした。当社はステークホルダーのための価値を創造すべく、限界を押し上げ、長期的な持続可能性への投資を継続しました。」と述べています。



行動制限の緩和による人流の増加、そして顧客活動の増加により、第4四半期のロビンソンズモールの収益も22%増の22.5億ペソ(約50億円)となりました。通期では、82.5億ペソ(約184億円)となっています。



ロビンソンズランドは、「モール運営のファンダメンタルズは、ワクチン接種の広がりと繰延需要を背景に立ち直ると、楽観的な見方をしている」と述べています。



オフィス部門の収益も、前年比で9%増の64.9億ペソ(約145億円)になりました。同社は、戦略的なロケーションに配置した高品質な資産で構成されたポートフォリオの強みに加え、広く地理的な範囲をカバーし、堅固な顧客基盤にけん引されたと説明しています。



ロビンソンズホテル&リゾーツの収益も、前年比で11%増となりました。必要不可欠な業界や隔離施設としての需要に対応しました。



物流・工業設備の収益も同様に、前年比50%増の3億5,400万ペソ(約8億円)に増加しました。



ロビンソンズランドは、中国・成都市のバン・ビアン・ジエプロジェクトのフェーズ1の引き渡しが終わり、109.4億ペソ(約244億円)の収益を実現したとも発表しています。




(出所:Manila Times