2022/05/16
フィリピンの上場デベロッパー、ロビンソンズランド(Robinsons Land Corp.)は、2022年1月~3月期の営業利益が12%増の22.9億ペソ(約56億円)になったと報告しました。
証券取引所への届出の中で、ロビンソンズランドは、同期間の純利益は17.4億ペソ(約43億円)と報告しており、これはコロナ前の2019年第1四半期の利益の94%に相当します。
ロビンソンズランドは、モールおよびオフィス事業にけん引される形で、投資部門の売上の伸びは2桁だったとも話しています。
不動産開発部門については、17.7億ペソ(約44億円)の実現利益があり、前年同期比86%減でした。これは、去年の利益には中国プロジェクトの利益が含まれていたためです。ロビンソンズランドは、中国で開発している成都バン・ビアン・ジエプロジェクトのレジデンシャルコンドミニアムユニットとタウンハウスを完売し、引き渡しが終わったら利益認識することにしていました。
ロビンソンズモールは、消費者支出や小売販売の改善の恩恵を受け、収益は19%増の26.7億ペソとなりました。
ロビンソンズ・オフィスもまた12%増収の17.7億ペソ(約44億円)となりました。健全なポートフォリオと新築建物のリース活動が功を奏しました。
渡航制限の緩和により、ロビンソンズホテル・リゾートの収益も30%増の3億3,500万ペソ(約8億円)となりました。
ロビンソンズ・ロジスティクス&インダストリアル・ファシリティーズ(物流・工業施設)は、工業スペースへの需要が高止まりする中、2倍以上の賃貸収入1億3,500万ペソ(約3億円)を記録しました。インテグレーテッド開発部門の収益は、主に合弁事業の土地区画の販売したことで、5,700万ペソ(約1.4億円)となりました。
ロビンソンズランドによると、第1四半期の予約販売は、前年同期の28.2億ペソ(約69億円)からわずかに増えて29億ペソ(約71億円)でした。
(出所:Manila Times、Business World Online)
(画像:Photo by Floren Irah on Unsplash )
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