2022/07/26
フィリピン中央銀行の最新の調査で、コロナウイルス感染拡大の影響から経済が立ち直りを見せるにつれて需要が増加し、2022年第1四半期のレジデンシャル不動産価格が上昇しました。
フィリピン中央銀行が四半期ごとに発表するレジデンシャル不動産価格インデックス(RREPI)は、前四半期からは1%下降しましたが、前年同期比では5.6%上昇しました。
▼レジデンシャル不動産価格インデックス(出所:BSP)
黒:フィリピン全体、赤:マニラ首都圏、青:マニラ首都圏以外
これについて、フィリピン中央銀行は、「RREPIの前年同期比での上昇は、2022年第1四半期の消費者意識調査(Consumer Expectations Survey)の結果とも一致しています。この調査では、2022年第1四半期、不動産物件を購入したいとする消費者の割合が高くなったことを示していました。」と述べています。
NCRと呼ばれるマニラ首都圏のレジデンシャル不動産価格は、前年同期比で9.5%上昇しました。主に、コンドミニアムユニットおよびタウンハウスの価格上昇が、デュプレックスおよび一戸建ての価格減少を相殺する以上に働いたことによります。
NCR以外のエリアの不動産価格は、前年同期比で5%上昇しました。一戸建てを除く、すべての物件タイプで価格の上昇が見られました。
▼住宅タイプ別インデックス(出所:BSP)
緑:一戸建て、オレンジ:デュプレックス、紫:タウンハウス、黄:コンドミニアム
(出所:Manila Standard、Bangko Sentral ng Pilipinas)
(画像:Photo by Jason Miraples on Unsplash)
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