ベトナム首相は、ベトナム国家銀行（SBV）に対して、国家のデジタル通貨の研究開発を実施し、政策を提案するように指示しました。

加えて、SBVは、法的な枠組みや管理体制を作り、イノベーションと創造性を促し、決済サービスの提供にあたって新しい協力とビジネスモデルを展開するために、銀行セクターにおける金融テクノロジー（フィンテック）活動の制御試験のためのしくみを構築することになっています。

政府は、2021年～2025年の期間に、ベトナムにおける非現金決済を開発するプロジェクトを正式に承認しました。

本プロジェクトの大きな目的は、高成長の経済において、非現金決済にポジティブな変化を作り出すこと、そして非現金決済の使用を都市部の人々の習慣にして、徐々に地方・農村エリアにも広げていくこと、そして現金にまつわる社会的なコストを削減することです。

プロジェクトでは、政府は、2021年～2025年の期間で非現金決済を発展させるための法的な回廊・メカニズム・政策を完成させることを含む、多くのソリューションを提案しています。

特に、政府は、SBVに対して、法務省および関係省庁と協力して、現在の法的な書類に含まれる、多数の決済関連の条項の改正・補足を見直し、提案するように命じています。

加えて、政府は、情報通信省に対して、法務省、SBV、および関係省庁・機関と協力して、決済行為における安心・安全を提供し、技術とイノベーションの応用を促進すべく、電子取引、サイバーセキュリティ、安全性、データおよびユーザー保護にかかる法規制を見直し、必要な改正や補足を提案するように指示しています。

財務省は、税務管理に貢献するような、非現金決済を促進し続けるためのソリューションを検討することになっています。

（出所：Vietnam News）