2023/03/23
マレーシアの梱包資材メーカーであり不動産開発も手掛けるサイエンテックス社(Scientex Bhd)は、インドネシアのムスティカ・ランド社(Mustika Land)と日本のクリード・グループとの協力により、手頃な価格の住宅を建設するためにインドネシアに進出します。
声明の中で、同社は、完全子会社であるサイエンテックス・クアタリ社(Scientex Quatari Sdn Bhd)がPTグラハ・ムスティカ・タマンサリ社(PT Graha Mustika Tamansari (PT GMT)) およびクリード・プロパティPH-1社(Creed Property PH-1 Pte Ltd)と組み、合弁会社を設立したことを発表しました。
サイエンテックス社の最高経営責任者リム・ペン・ジン氏は、ムスティカ、クリードがインドネシアのローカルドメインの知識を活用する一方で、サイエンテックスは大規模なタウンシップ開発における専門知識を提供することになると述べました。
サイエンテックス社は、マレーシア全土で約28,000戸、総開発価値(GDV)80億リンギット(約2,360億円)の手頃な価格の土地付き住宅を提供してきました。
リム氏は、同グループが東南アジアの新市場に参入し、地域の需要を満たすための「クロスボーダー」戦略に着手する準備が整っているとして、「私たちの長期的なビジョンは、インドネシアの不動産開発分野で「サイエンテックス」ブランドを拡大し、同地域で手頃な価格の住宅に関する知識、専門知識、経験を共有することです。」と述べています。
合弁会社は、PT GMTから土地を取得し、12エーカーの敷地を持つグラハ・ムスティカ・タマンサリの第1期を開発します。
2025年完成予定の第1期では、GDV1,900万米ドル(約25億円)の手頃な価格の土地付き住宅400戸を開発する予定です。このアフォーダブル住宅は、約5億ルピア(約432万円)で販売される予定です。
「この開発により、ブカシに住む家庭はもちろん、ジャカルタの中央ビジネス地区や近隣のチカラン・カラワン工業団地で働く人々にも、モダンで快適な生活を提供することができます」とサイエンテックス社は述べています。
グラハ・ムスティカ・タマンサリは、ムスティカ・ランド社が、グレーター・ジャカルタの各地を結ぶ建設中の主要有料道路であるジャカルタ外環状2号線沿いで行う4番目のタウンシップ開発です。
ムスティカ・ランド社は1995年以来、グレーター・ジャカルタで18の不動産開発プロジェクトを行っています。
(出所:The Star、New Straits Times)
(画像:UnsplashのAfif Ramdhasumaが撮影した写真)
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