2021/02/22
[マレーシア] スランゴール、KL、ジョホール、ペナンのMCOを3月4日まで延長
マレーシアは、2021年2月16日、実施していた活動制限令(Movement Control Order)を、スランゴール州、ジョホール州、ペナン州と、連邦直轄領クアラルンプールについて3月4日まで延長することを発表しました。
一方で、国内の多くのエリアについては、Covid-19のための制限措置を緩和し、クダ州、ペラ州、ヌグリ・スンビラン州、トレンガヌ州、クランタン州、マラッカ州、パハン州、サバ州と、連邦直轄領プトラジャヤ、ラブアンについては、条件付き活動制限令(CMCO)に移行します。
北部のペルリス州は、さらに緩和された回復期の活動制限令(RMCO)となります。
これらの措置は、2021年2月19日~3月4日まで実施されます。
イスマイル・サブリ上級大臣は、MCOの地域であっても、自宅から10キロ圏を超えて移動ができるようになるとも発表しました。ただし、州や地区をまたいだ移動は認められていません。
また、同じ会見の中で、大臣は、マレーシア住民に対して、地域によっては制限が緩和されたところがあるが、Covid-19の感染拡大を抑えるために標準作業手順(SOP)を順守するように呼びかけました。
「RMCOやCMCOを実施して、また新規感染者数が増加するのを見たくありません。感染者数を抑え込んで、医療機関への圧力を和らげる必要があります。感染の連鎖を断ち切ることは非常に重要です。必要ない限りは外出を控えてください。」
今年初めより、サラワク州を除いたすべての州は2月18日までMCOが実施されていました。
サラワク州は後に、2月15日から3月1日までCMCOが実施されていました。
マレーシアが2020年3月に初めてMCOを実施した時は、ほぼすべての経済活動が停止し、許可されていたのは飲食店や薬局といった必要不可欠なサービスのみでした。
ロックダウンにより、国内のCovid-19感染者数は、2020年前半には1桁台にまで落ちました。MCOは後に、CMCOに、さらには回復期のRMCOへと移行し、感染者数が増加した地域にのみ、地域限定で制限がかけられてきました。
対照的に、現在のMCOは、「MCO 2.0」と呼ばれ、より多くの業種の活動を認めています。これには、自動車業界や、金や宝石商などの小売業が含まれます。
MCO 2.0が2021年1月より施行されて以来、マレーシアは感染者数の急増と戦い、日当たりの感染者数は常に4桁となっています。
(出所:Channel News Asia)
(トップ画像:Photo by Pok Rie from Pexels)
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