[マレーシア] セントラルREIT2Qの純利益2,264万リンギット、1H分配金は3.43セン

2021/08/10

[マレーシア] セントラルREIT2Qの純利益2,264万リンギット、1H分配金は3.43セン


セントラル不動産投資信託(REIT)の2021年6月30日で終了した第2四半期の純利益は、前年同期の1,908万リンギット(約5.0億円)から改善して2,264万リンギット(約5.9億円)となりました。



逆に収入は減少して4,062万リンギットから3,762万リンギット(約9.8億円)に減少しました。これは主に、プラチナム・セントラル、プラザ・モントキアラ、QB3-BMW、ウィスマ・テクニップの収入が減少したことによるものです。


「2021年第2四半期の不動産営業費用は860万リンギット(約2.2億円)で、2020年第2位四半期と比較して、60万リンギット(約1,560万円)(6.1%)減少しました。これは、ポートフォリオ内のいくつかの物件で発生した営業費用が少なかったためです。」と同社は説明しています。


マレーシア証券取引所への届出によると、セントラルREITの2021年1月1日~6月30日までの上半期の実現純利益は4,330万リンギット(約11.3億円)、ユニットあたりの実現利益は4.04センとなり、2020年同時期と比較すると11.5%となりました。


「セントラルREITの分配利益は3,680万リンギット(約9.6億円)、ユニット当たりの分配金は3.43センを宣言します。セントラルREITの2021年6月30日の終値0.905リンギットをもとにすると、利回りは7.6%となります。


セントラルREITの分配金の支払いは半期ごとで、ユニットあたりの分配金3.43センは2021年9月20日に支払われます。基準日は、2021年8月23日となっています。


セントラルREITマネジメント社(Sentral REIT Management Sdn Bhd)のCEOヨン・スーリン氏は、第2四半期のセントラルの安定した業績は、2021年6月30末時点で成約済みの91.7%という健全な稼働率に裏打ちされていると説明しています。


「リースの更新でいうと、セントラルは、賃貸済みの純賃貸可能面積のうち22%に相当する40,877平米が2021年に更新時期を迎えることになっており、その多くの更新が2021年後半期に到来します。」


「2021年前半期に更新時期を迎えたリースの73%に相当する約5,203平米が、無事に更新されました。」とスーリン氏は話しています。


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(出所:Bernama

(画像:Photo by Wan Rahmad on Unsplash  )